【見仏振り返り/2020年11月その③】

✍️その①
✍️その②


初日は久々に詰め込みスケジュール
浄瑠璃寺→岩船寺→不空院→新薬師寺→福智院


③不空院
岩船寺から臨時バスで一旦近鉄奈良駅まで戻り
別のバスに乗り換えてはじめての不空院へ。



何度も行っている新薬師寺のすぐ近くだけど素通りしてたお寺。
春秋のみ拝観可能期間で今回はタイミングが合いました。



鎌倉時代の不空羂索観音菩薩坐像と
室町時代の宇賀弁財天
そして弘法大師空海さまが祀られていました。



不空羂索観音といえば東大寺法華堂の立像や
興福寺南円堂の坐像が有名だけど
それらと共に三不空羂索観音と称されているそうです。

第三の目がパカッと開かれていて
見えないものさえも全てお見通し。
腕は八本で羂索(漁猟をするときの網)などを持ち、余すところなく(不空)人々を救い利益を施してくれるという一面三眼八臂の仏さまです。





こちらの山号は春日山ということだけあって
不空羂索観音の前には二体の鹿と鏡もありました。



弁財天さまは宇賀神を頭に乗っけた宇賀弁天。
体が蛇で頭はお爺さんという宇賀神はパタンジャリ先生と何か繋がりがあるのかな〜?
弁財天さまはサラスヴァティー✨ですね。
こちらは秘仏だそうでご開帳されたお厨子の前には
小さなサイズのお前立ちがありました。



空海さまはお顔は他でみるそれとは少し雰囲気が違ったけど
安定の逆手持ちの金剛杵で大きめにデフォルメされていてかっこよかった!




あと外のお賽銭箱が何故かタイル張りだった。
銭湯感♨️




つづく