(本) 獣の奏者 完結編 | 軽井沢で美穂の時つむぎ

(本) 獣の奏者 完結編

獣の奏者 (4)完結編/上橋 菜穂子
¥1,680
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内容紹介
“『獣の奏者』圧倒的な筆力でいよいよ完結!” 降臨の野からエリンはどこへ向かったのか。人と獣という、永遠の他者どうしが奏でる未知の調べが響いたとき、この世に何が起こるのか。待望の続編2冊同時刊行!

内容(「BOOK」データベースより)
王獣たちを武器に変えるために、ひたすら訓練をくり返すエリン。―けっしてすまいと思っていたすべてを、エリンは自らの意志で行っていく。はるか東方の隊 商都市群の領有権をめぐって、激化していくラーザとの戦の中で、王獣たちを解き放ち、夫と息子と穏やかに暮らしたいと願う、エリンの思いは叶うのか。王獣 が天に舞い、闘蛇が地をおおい、“災い”が、ついにその正体を現すとき、物語は大いなる結末を迎える。

いやぁ・・読み終わってしまいました・・・・・( ̄^ ̄゜)
しかし、こんなに良いお話、あるんですねぇ・・・
上橋先生、ほんと、哲学者か宗教家・・
上橋先生みたいな方が政治家になったら良いのに・・とマジに思いました。

読んでて、原爆投下をふと思ってしまいました。
今まだ続く沢山の犠牲と、戦争を終わらすことになったきっかけ、みたいなところが、なんか似ているなぁ・・と。

私、すずと一緒に暮らす事を考えた時、いくつか自分に決め事があるんです。
これから私も歳を追うわけだから、もし、同居するワンコに何かあった時、自分ひとりで病院に連れて行ける大きさにしよう、とか、これから家の形態とか変わるわけで、娘たちが結婚して、子どもに恵まれた時を想定して、とにかく性格の優しい犬種にしよう、とか、私自身がしんどくならないように、運動系必須な犬種はやめておこう・・とか・・
そう云った意味で、すずは、想像よりちょっと(だいぶ?)サイズが大きくなってしまいましたが、私の想定にぴったりでした。
キャバリアはほんとうに優しい子です。
キャバリアと暮らしたら、他の犬種は考えられないとマジで思います。

ただ、そういうことを調べたり、歳を重ねたこともあるのでしょうねぇ~
若い頃のように、他所のワンコに安易に手を出さなくなりました。
知っているワンコは別ですよぉ~
もし、私が手を出したワンコが、私についているすずの匂いを不快に思って、怒ったりしたら・・
そのワンコが可哀想ですからね。
それに健康そうに見えても、知らないワンコさん、患っていたら・・
私が病原菌の媒体になることは絶対に避けなければいけない!
この2点から、手を出さなくなりました。
ワンコが居ない時の方が、ずっと私はわんこ好きに見えたと思います。

また話が脱線したぁ・・^_^;

この本は、動物と人間に限らず、親子、夫婦、師弟・・などなど、色んな関わりを考えさせられる一冊です。
本当に良い本です。
この本に出会えたこと、心から、感謝します。
本と出会えて、色々なことを考えさせられました。

これで完結しちゃったかと思うと、寂しくてなりません。