(本) 淋しい狩人 | 軽井沢で美穂の時つむぎ

(本) 淋しい狩人

淋しい狩人 (新潮文庫)/宮部 みゆき
¥540
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内容(「BOOK」データベースより)
東京下町、荒川土手下にある小さな共同ビルの一階に店を構える田辺書店。店主のイワさんと孫の稔で切り盛りするごくありふれた古書店だ。しかし、この本屋 を舞台に様々な事件が繰り広げられる。平凡なOLが電車の網棚から手にした本に挾まれていた名刺。父親の遺品の中から出てきた数百冊の同じ本。本をきっか けに起こる謎をイワさんと稔が解いていく。ブッキッシュな連作短編集。

内容(「MARC」データベースより)
電車の網棚に忘れられた一冊の文庫本。父親の遺品から出てきた数百冊の同じ本…。事件はいつも本から始まる。東京下町の古書店を舞台に、本にからむ人間模様を描く連作ミステリー。

着々と宮部作品、読み進んでいます。
今回のこちらは連作短編集、下町の古本屋の店主:イワさんの周りで起きた事件が短編にて書かれています。
そこで思ったこと・・コナンくんの住んでる米花町みたいだなぁ~^_^;
私は実家とここと、そろそろ半々くらいになりますが、そんなに事件なんぞに関わることもない。
それは当たり前?
それでも、旦那さんに言わせると、私の周りにはちょっとした事件が普通の人よりは多いらしい(笑)
確かに、良くも悪くも新聞紙上に知り合いの顔を見つけること数度、テレビのニュースで知った人の名前を聞くことも何度も・・
旦那さんにとっては、それが不思議らしい・・
私はミステリー好きだけど、身近に起きた事件に、首を突っ込むことは当たり前だけどしませんよ^_^;

こちらの作品、連作短編集ってこともあり、さくさくっと読めました。
自分なりにイワさんや孫の稔の姿を想像しながら、私の中に田辺書店が出来上がっていきます。
面白いですね・・・
私はあまり古本ってものを買うことはないけど、こんなドラマもあるのかな?って思うと、興味も沸いてきます。
本屋さんの新書の紙の匂いも好きですが、図書館のこなれた紙の匂いも好き・・
ただ、図書館にしろ、古本屋さんの本にしろ、マナーの悪い人を感じると、嫌な気分になりますね・・