感謝の言葉なんて、待つな!と言われる…。 | イタリアでモロッコごはん

イタリアでモロッコごはん

イタリア在住 リツコがモロッコ人と結婚を決めた途端、介護同居生活が始まり今に至るドタバタと、美味しいモロッコ&地中海料理について語ります♪

精神を病んでいる人を介護していると

自分は、こんなにやっているのに

反応がないってことも多々あるだろう。

 

 

痴呆が進んで、反応してくれないこともあるだろう。

 

 

何か、明確な理由があって

こちらが介護していても

反応がないのなら、まだ良い。

 

 

私が義姉が鬱で塞ぎ込んでいる時に

カフェを持って行っても

目を逸らしてそっぽを向かれた時

 

 

それが3年くらい続いた時不安

 

 

それは明確に鬱が原因だったのだろう。

 

 

 

そのうち、足を切断して

同じようなそっぽを向く態度を

再開した時があった。

 

 

その時は、自分が歩けなくなった事への

葛藤と、私に介護されるのが嫌な事からの

当て付けだったのだろう。

 

 

 

この足を切断してからの「そっぽ向き」は

本当に私の気分が悪くて困っていた。

 

 

同居開始当初は、彼女は本当に鬱に陥っていたから

コミュニケーションすら取れない感じだったのだけど

 

 

足を切断してからは

言動がアグレッシブで、

私の悪口をフィレンツェだけではない

モロッコにまでスマホをメガホンのようにして叫んでいたから。

 






 

 

それがずっとずっと続いて

こちらの頭が狂いそうになった経験を

あまり親しいわけではない女性

(彼女は霊媒能力がある人だった)に話したら

 

 

「感謝の言葉を待ちながら、介護なんてするな。」

 

と言われた。

 

 

あの頃の私は、かなりムッとした。

 

じゃあ、アナタが私の代わりに

この片足を切断した

介護している私の悪口を世界に向かって吹聴している

この義姉の世話をしてみなさいよ!

 

と思った。

 

 

その時、彼女に言われた言葉に

ずっとずっと納得いかない日々が続いた。

 

 

 

だけど、ずいぶん経って

それを覆される日が来たのだった。

 

 

 

つづく