コロコロ変わるモロッコ人。 | イタリアでモロッコごはん

イタリアでモロッコごはん

イタリア在住 リツコがモロッコ人と結婚を決めた途端、介護同居生活が始まり今に至るドタバタと、美味しいモロッコ&地中海料理について語ります♪

義姉をモロッコに連れて行ってくれる

夫の友人の奥さんはカサブランカ出身で

夫の実家の近くに彼女の実家もあります。

 

 

カサブランカの空港でお迎え時だけでも

いつも義姉のお世話してくれるA氏が待っていてくれると

良かったのですが…。

 

 

なんと!A氏も

義姉と同じ日にカサブランカからイタリアに発つという

残念な偶然が勃発!

 

 

そうすると、夫が頼るのは

実家の隣に住んでいるM氏。

 

彼はお役所系に顔が広く、

書類関係を頼むと誰よりも早く処理してくれます。

 

夫が義姉がモロッコに帰る事情を話して

前回屋上送りにした実家の女性陣に介護を頼むより

Nさんに頼もうかと思っていると言うと

 

最近のドラ息子と奥さんの状況を誰よりも理解しているM氏は

とりあえず、実家の奥さんにそれを話してみたようで....。

 

 

 

何故なら、あまりにもやらかしているドラ息子は

とうとう奥さんに財布も行動も牛耳られる形に陥り

尻に敷かれて頭が上がらない状況だったから。

 

 

そんな状態の中、奥さんを通り越してNさんに義姉を任せるのは

かなり危険と察知したらしい.....。

 

 

何故なら、ドラ息子は義姉の小さな家にNさんを住まわせて

一応、内緒の逢瀬を続けているのに

そこに義姉を送ったら、公認浮気さながらな状況になりかねないと

M氏は咄嗟に判断したのです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

M氏はイタリアからの動きを奥さんにチラッと話して様子を見ると

 

「絶対にNさんのところに送らないで!

 私は姑(義姉)と仲直りしたいから、我が家に来てもらってちょうだい!

 私が面倒みるから真顔

 

と言ったそうだポーン

 

 

 

まさか、義姉にあんなに酷い扱いをされて

怒りまくって屋上に放棄した人が

また関係を取り戻そうと思ってくれているなんて!

と、イタリアの私の夫はメッチャ驚いていました。

 

 

いや、この奥さんが精神的に無理だろうから

Nさんの所へ、と思ったんだけど

彼女が良い、と言うのならば

もちろん実家で沢山の知り合いがお見舞いに来れる状況の方が

義姉に取っても良いから、それなら実家に送るよ。

 

 

 

ってなワケで、M氏の機転のおかげで

話がコロコロと2転、3転しましたが

義姉はめでたく実家に送られることになったのでした。

 

 

もしいつものA氏がモロッコで待機していて

実家に連絡せずに

Nさんのところに直接送り込んでいたら.....魂

 

やっとドラ息子を尻に敷いたばかりの実家の奥さんを

またまた怒らせて大変なことになっていたかもしれないので

今回ばかりはA氏が義姉と同日にイタリア行きチケットを取っていたのは

これぞ、神の計らいと言っても過言ではなく......滝汗

 

 

やれやれ。

日本人の私は、聞いているだけで疲れるわ。

 

 

意地とか、恥とか、一切関係なく

こうやって毎回態度が変わるモロッコ人。

 

 

数年前に犯した過ちとか

今日は全て帳消しにして良い文化なのね。

私だったら、絶対許せないカンジだけど......不安

 

 

だけど、その方が生きやすいんだろうね。

みんな神に祈ったら帳消しにしてもらえて

明日は「違う日」として生きられるモロッコ人、アッパレです凝視