お金のブロック | イタリアでモロッコごはん

イタリアでモロッコごはん

イタリア在住 リツコがモロッコ人と結婚を決めた途端、介護同居生活が始まり今に至るドタバタと、美味しいモロッコ&地中海料理について語ります♪

私が日本で就職しようとした時には

既にバブルは弾けて終わり

就職氷河期と言われていた。

 

 

私はチーズオタクだったので

難なくチーズ輸入商社に就職が決まったけれど

私より年上の扇子を持って踊りまくっていた世代の人よりは

随分と地味な世代として育った。

 

 

それでも、まだ留学することは当たり前だったし

お金を貯めれば留学できる世代だった。

 

私はイタリアの通貨がリラだった最後の年にやってきたけれど

翌年からのEUROも1EUROが100円程度だった。

 

 

 

そんな私が何より驚いたのは

モロッコの夫の姪っ子がイタリアに来た時だ。

 

そう、腎臓癌で亡くなった義兄の娘ね。

 

 

彼女は買い物やオシャレも大好きで

お金も無いのに、毎週洋服やら化粧品やら買いまくっていた。

 

まるで私の夫の女性バージョンを見ているようだった。

それはそうだ。だって彼らは兄と妹のように

同じアパルトマンで育ったのだから。

 

 

 

何だろう、このお金のブロックの無さはポーン

 

彼らを見ていると

お金を使うということに

何のブロックも無いように見える。

 

 

私なんて、夫がいて、経済的に養ってもらっている身だから

もらったお小遣いが無くならないように....と

ちまちま使っているというのに。

 

 

モロッコ人の姪っ子は

まるで使っても、またお金なんて

いくらでも入ってくるような

確信めいたものを感じながら使っているようだった。

 

 

そして買ったものを潔く捨てた。

まるで、その買ったものに、何の執着も無いようだった。

つまり、回転が、物凄く速かった。

 

 

そして、まだろくにイタリア語も喋れないのに

バールの店員の仕事を見つけてきて、お金を稼いでいた。

 

生き抜く力が半端なく強かった。

これはうちの夫も同じで、Sì(Yes)しか言えないのに

もう職場に引っ張り込まれて働いていた。

 

 

働けるのだから、お金は入ってくる。

だから、彼らはまた買い物を続けた。

 

 

夫は、高級ブランドの洋服にハマり

独身貴族を謳歌していた。

 

当時のモロッコのアパートは安かったので

きっと彼が洋服に使い込んだ金額があれば

何軒も不動産を買えただろう笑い泣き


これくらい使っても、使っても

彼らはお金に困らない。

 

 

使っても、使っても、入ってくる。

 

 

私はお金のブロックがあり過ぎて

物心ついた頃から

限られた資金の中で、何が出来るか?

しか考えられずにいた。

 

 

それが、どうも違うようだ

ということが、だんだん解ってきた。

 

 




 

 

グリーンハートさらに、困っている人に寄付をする事。

これもお金の循環力を何倍にもするらしいことが

夫を見ていて私も勉強になった。

 

 

 

よくスーパーの出口に

アフリカ人が座っている。

 

夫は自分のお給料が入ると

彼にも5Euro必ずあげている。

 

そのアフリカ人には、アフリカに奥さんと子供がいて

彼も自国に送金しているのだという。

 

彼は昼間は仕事をしているけれど

17時頃からスーパーの出口に座っているだけで

一体いくら稼げるのだろう??

 

結構、彼の需要はあって

おばあちゃんの重い荷物を持って、家まで一緒に運んであげたり

大きな買い物用カートを戻してあげたり

座っているだけで、何かと声はかかるものだ。

 

そして夫はアフリカ人に5EUROあげると

翌日かその当日、必ず5EURO

違うところから返ってくるのだという。

 

 

 

お金は流動的に流れているものだ、と

イタリアに来て学んだ。

 

日本では、ガチガチに守るものだと思っていた。

が、それはどうやら違うらしい。

 

 

 

先日

私も少ないながらも、ある人のために寄付をした。

 

 

それが要因かは解らないけれど

翌週には、その額の何倍ものお返しが

突然、前触れもなく、天から降ってきた。

 

 

自分が、お金を持っているのであれば

少しでも寄付してみることをオススメする。

(別に無理して寄付はしないでねウインク

 

 

クラウドファウンディングだって良い。

何か、目標を達成したい人に協力するのは自分もワクワクする乙女のトキメキ

 

 

イヤイヤお金を払ってはいけない。

ワクワクしながら、お金に

「行ってらっしゃい!」と声を掛けて旅立たせようお願い

 

その後、あなたにも何か速攻返ってきたら

すぐに私に教えてねちゅー

 

お金がお友達を連れて返ってきてくれるような

ポジディブパワーの源泉のような自分であろうねラブ