Vol.12 素敵なキッチンスタジオがあればいいのに! | イタリアでモロッコごはん

イタリアでモロッコごはん

イタリア在住 リツコがモロッコ人と結婚を決めた途端、介護同居生活が始まり今に至るドタバタと、美味しいモロッコ&地中海料理について語ります♪

幻の義姉のモロッコ料理教室は

たったの2回で終了チーン

 

こういう日本人とモロッコ人のコラボは

モロッコ人のフツーのおばちゃんと組むものではない真顔

 

義姉はどちらかというと

ガチ裏方料理人筋肉って雰囲気なのだ。

 

 

こういう、少し演出が必要な料理教室には

今は亡き、義姉の妹R女史が最適だ。

 

彼女は見た目も華やかで

愛くるしい緑色の目をクリクリ動かし

フランス語ペラペラで

モロッコの料理番組でお料理を披露したこともある人だ。

 

 

彼女のお料理も本当に美味しくて

盛り付けもオシャレで

大衆が何を求めているかを、よく理解出来ている感じなのね。

 

 

こんな華やかな妹がいたものだから

義姉が捻くれて育ってしまったのも事実だ。

 

残念ながらR女史は若くして

膵臓癌で、みるみる痩せて亡くなってしまった悲しい

もっと彼女からお料理を習いたかったのに、本当に残念だったぐすん

 

 





 

自宅で料理教室を開催するにあたって

当時私達が住んでいた家も、大問題だった。

 

もともと義姉が住んでいた家に

私達が入居して同居という形になったので

お世辞にも素敵な家とは言えなかった。

 

最初から私が講師として料理教室をやっても良かったのだけれど

絶対人を呼んだら義姉が覗きにくるし指差し

 

モロッコ料理を教えるのに

義姉を差し置いて、私が突然教え始めるのも

順番的にどうよ?ってカンジだったのよね。

 

 

 

 

もともと、義姉は私に料理を教える気なんて無くて

独りで勝手に作って食べさせてくれる状態だったから

 

まずは義姉を立てる形で

義姉に料理を教わるという会を設けてみただけだった。

 

ただ、料理教室は美味しければ良いとは限らない。
 

開催する場所の雰囲気、

参加する人の雰囲気と

講師がどれだけ、その場を盛り上げられるか?

 

色んな複雑な要素が入り組んで

リピートしたいかどうか?が決まる。

 

 

あぁ、私独りで教えられる

素敵な貸しキッチンでもあれば良いのにお願い

と、何度思ったことかびっくりマーク

 

 

フィレンツェでも今でこそ、そんなな素敵な貸しキッチンや、

料理教室専門の、ガラス張りのキッチンスタジオがあるけれど

当時の私の願いは、時代が早過ぎて叶わなかった。

 

 

 

そんな、「義姉がいない、私だけで教えられる素敵なキッチン」を持つ夢を

抱くのは自由だけれど、実際叶えられずに時だけが過ぎた。

 

 

そんな時、友人から

「りっちゃん、モロッコ料理教室、もうやらないの??

 私、ずっと教わってみたかったんだよね〜おねがい

 

と言われて

「やりたいのは山々なんだけど、自宅がねー、義姉がいてねー指差し

 うざいからやる気も失せてねーニヤニヤどうしようも出来ずにいるのよ。」

 

と答えると

 

「えー!それなら、うちに来て教えてくれる??

 3人くらいなら友人集めて出来るくらいのスペースはあるからラブ

 

その時、私の目はピカーッと輝いたラブ飛び出すハート

 

そういう手があったかスター

 

私が誰かのお家に出向けば良いのか!お願い

 

 

突如、私に天からの光の柱が注がれているような感じがしたよ流れ星キラキラ