家よりも健康が欲しい。 | イタリアでモロッコごはん

イタリアでモロッコごはん

イタリア在住 リツコがモロッコ人と結婚を決めた途端、介護同居生活が始まり今に至るドタバタと、美味しいモロッコ&地中海料理について語ります♪

夫の同僚のA氏が

またコロナにかかってしまい

今年最後の職場のクリスマスディナーに

出席できなくなってしまった

とのこと。

 

 

あれ??

A氏って、今までに何度もコロナに罹っているよね??

自己免疫機能が低下しているんじゃない??

 

 

彼はいろんな病気持ちなんだよ。

 

糖尿病でしょ、

心臓にもペースメーカーとは違う

心臓埋め込みモニターが入っていて

車の免許も1年ずつ更新しているんだって。

 

 

20年前に横断歩道を渡っていたら

車が突っ込んできて大事故に遭って

1年間も入院生活が続いたんだって。

 

 

その時から突然四肢がブロックしてしまう症状もあって

たまに両手がブロックしてしまって

感覚が戻るまで

テーブルにガンガン手をぶつけていたりするんだよ。

 

 

 

彼はその事故で保険から二千万円くらいもらって

家を買ったそうだけど

 

 

「僕はそんな家、要らないから

 もとの健康な状態の身体が欲しいよ。」

 

って言っていたよ照れとのこと。

 

 

可哀想なA氏。





 

 

A氏はうちのキッチンと寝室の壁を

夫と一緒に塗ってくれた。

 

 

この前のバカンス中、家の外の物置の棚も

夫と一緒に設置してくれた。

 

 

夫とほぼ性格が同じで

とてもウマが合うらしく

夫が頼めばいつでも喜んで来てくれる。

 

 

 

そしてなんと、彼は

彼のお姑さんを、ずっと長いこと介護していたのだ。

 

奥さんのお母様なのだけど

うちの義姉のように年々静かになっていったのと反対のケースで

 

アルツハイマーで症状が酷くなるにつれて

A氏が何もしていないのに

「助けてくれー!」とか外に聞こえるように叫んでしまっていたらしい。

 

 

そんな自分のお母さんを見て

A氏の奥さんは酷い鬱状態に陥り

介護が不可能になり

 

なんとA氏ひとりで介護していたのだという.....びっくり

 

罵声を浴びせられながらの介護は

どれだけ辛かったことか.....悲しい

 

そんな思い、出来ることなら

しない方が良いのにね。

 

 

 

最後、どうしようもなくなった時に

やっと老人介護施設に入れたら

その3週間後にお姑さんは亡くなったのだそう。

 

 

 

いやはや、いつも聞いているだけで辛かったわ〜。

お姑さんは良いとして、A氏が偉すぎるよね。

 

 

やっとお姑さんの世話が終わって

今度は彼が人生を謳歌する時がやってきたのに

健康を害してばかりで心配です。

 

 

どうか、早く元気になって

彼の大好きな大型バイクで

また旅行に行ってきたよ!と

笑顔のA氏が見れますようにお願い