絶賛★断捨離中。 | イタリアでモロッコごはん

イタリアでモロッコごはん

イタリア在住 リツコがモロッコ人と結婚を決めた途端、介護同居生活が始まり今に至るドタバタと、美味しいモロッコ&地中海料理について語ります♪

我が家は、義姉の左脚切断と共に

バタバタと引っ越ししてきたので

当時は本当に最低限の家具を入れて

とりあえず、生活できる状態にしただけでいた。

 

 

引っ越しは2日がかりで

友人のワゴン車を何往復かして終わらせたけれど

その2日目に、友人の知り合いの爺さんが亡くなって

遺品の家具を、好きなの持っていってー!という

プレゼント付きだった。

 

 

キッチンは空っぽだった。

 

 

だからキッチンをオーダーして

1ヶ月後にキッチンがオーダーメイドで設置されるまで

爺さんのオンボロソファーがあるだけだった。

 

義姉のソファーは引っ越しを機に捨ててきた。

 

 

爺さん宅から頂いたシャンデリアは、そのまま天井に吊るした。

 

 

家の中の物置にも爺さん宅で頂いた

本棚のような棚を食糧庫のように使っていた。

 

 

今回はそれをそろそろ捨てようぜ

ということになった。

 

 

夫がどんなラックを買いたいのか

DIYのお店に行って聞いてみると

工場の部品置き場のようなグレーの棚を指さして

 

これが一番シンプルで簡単なのでは?

 

と言ったので、私は、かなりビビって驚き

 

あ、あのさ、もっとカッコイイのあるから

ちょっとその案は除外しておいてくれにっこりと言って

まずはIKEAに連れて行った。

 

 

ほら、こんなに素敵な棚がいっぱいあるだろう?

 

私は夫に色々見せて

翌日には大型ショッピングモールのDIYのお店にも連れて行って

 

ほら、こんなスチールラックもあるよ。

これは私も日本で使っていて、とても便利だよ。

 

 

すると、夫はステンレスのスチールラックが気に入ったようで

それをネット上で買うことにした。

 

私は一瞬、6年越しで買う家具が

爺さんの遺品から

工場のグレーのラックにされそうになっていた

夫のアイデアを変えられてホッとした照れ

 

 

爺さんの遺品は全て本物の木の製品で

あと100年くらい持ちそうだけれど

ちょっと使い勝手が悪いので

誰かにあげることにした。

 

 

 

スチールラックは2日で届き

私達は食糧庫に山積みになっているものを

全てキッチンに出して

スチールラックを組み立てた。

 

 

そこから、無言で断捨離開始。

 

 

かなりのものを排除して

本当に必要なものだけを物置に戻した。

 

 

キッチンにバラバラと置いてあった

エアーフライヤーや

インスタントポットや

パン捏ねもできるスタンドミキサーなど

全てがラックに収まって、キッチンも広々とした。

 

 

それだけ置いても

スチールラックがスカスカに見えた。

 

 

きっとあの爺さんの本棚には

色んな要らないものがワンサカ

山積みになっていたのだろう。

 

 

結局私はゴミを6年間も溜め込んでいた

ということが判明して

いつもの断捨離をやる度に感じるのと同じように愕然とした。

 

 

 

本当にいつもあの食糧庫に入る度

胸が苦しくなっていたのは

ここにあるゴミをいつか処分したいという思いが

毎回、毎回、私の頭の片隅で疼いていたからだ。

 

 

とにかく、義姉が暴れていた最初の3年間は

家に目を向けることは無理だった。

 

 

夫は義姉から受けたとばっちりで

鬱気味だったので余計、掃除をするなんて無理だった。

 

その後パンデミックに突入したけれど

その間は、私はオンラインで料理教室など

始めて楽しんでしまったので無理だった。

 

 

そして今、やっと本当に平穏な日々を送れている中

初めて私と夫は「家と向き合えた」のだ。

 

 

今日、全て掃除を終えて心も軽くなり

二人で、これで明日死んでもいいな!

ってくらいの満足感に浸った。

 

 

夫は、私と子供達が旅行に行っている間

家の外の大きな物置も

古いクローゼットを撤去して

 

新しいラックを設置して

まるで洋服屋さんのような物置に変身していた。

 

 

 




 

 

 

人生には、どうにもうまく行かない時期がある。

 

私達は、これは神様が私達に課す試練と思って

黙ってその時期を乗り越える。

 

すると、神様はいつもご褒美をくださる。

 

私達が今、平穏に生活できることは

最大のご褒美であり、だから片付けも一気に出来た。

 

もう、色んな課題を乗り越えたから

明日死んでも未練はない、と言い切れる。

 

 

私達の魂が喜ぶことをしよう。

 

それは、何もお金を掛けてする必要はない。

 

目の前の自分がやるべきことに向き合って

それを淡々とこなすだけ。

 

すると、メッチャ魂、喜ぶからラブ

断捨離も最適な時期がきたら一気に出来るからウインク