昨日のフィレンツェは40度。
無風で、サウナの中を歩いているような感覚ね。
今日の予報は41度。
大変だ。
午後は暑くて、テラスにも出られなくなる。
昨日取り込み忘れた洗濯物を涼しいうちに畳まなくては。
そして午前中のうちにウォーキングに出かけないと
午後〜夜にかけて、とめどなく暑くなる。
その間は、クーラーをかけた涼しい部屋で
仕事するに限るね。
来週月曜日からお天気が崩れるようなので
少しは涼しくなるといいね。
で、ウォーキングから帰ってきたら
夫が誰かと電話していてうるさい。
声を聞くとM君だ。
妻と喧嘩したと言って、すごい剣幕で喚いている
その直前に夫に彼の妻からも電話があったらしく
それを聞いたM君は怒りまくっている
そう、私達はM君と、若かりし、麗しい奥さんとも知っていて
どちらもうちの夫を「叔父さん」と言って慕っているのだ。
M君はたまにとんでもなく怒り散らすので
困った可愛い奥さんは「叔父さーん！」と言って
彼女も夫に吐き出しに電話してくるのだ。
それはもう、大騒ぎさ。
モロッコ人の喧嘩は、うるさい
しかも、妻を叩くのではなく
怒りの矛先を物にぶつけたりするので
何か壊したりする。
きっとあの勢いで電話してきたのでは
今回、M君も何か壊したんじゃね？と、予想する。
M君は２ヶ月ほど前、仕事から疲れてフラフラで帰ってきて
原チャリを停めていたら、よろけて原チャリと自分も倒れて
自分の小指で地面に着地し、
小指があり得ねー方向に向いてしまったと言って
大慌てで病院に駆け込んだ
その時は支柱のようなものを括り付けられて
安静を言い渡されたのだが
彼の仕事は「病欠」や「労災」で休むと
それだけ給料が引かれる契約で働いているらしい。
だから、彼はそんな小指のまま働き続けた。
すると小指は、元来戻るべき定位置に戻らなかったらしく
それを整形外科に見せたら
もう一度骨を折って
定位置に戻してギブスをハメらたらしい
なんか、先日鼻を手術した友人も
骨を砕いて手術されていたような.....
M君は、夫の元同僚。
英語もペラペラだし、仕事もできるので
夫の会社は正規雇用をしてあげようとしていたのに
そのオファーを蹴って
目先の「お給料」の高さにつられて
違う職場にマネージャーとして就職してしまった。
だけど、イタリアで大切なのは「契約」だ。
どんな雇用契約をされているかによって
人生は大きく変わる。
うちの夫は古い雇用契約なので
以前も４ヶ月くらい仕事中に膝の腱を切って
家にいたことがある。
労災なら、給料は100%出る。
パンデミックの間も最低限の給料は保証されていた。
という訳で、本来であれば
M君は仕事の帰りに怪我をしたので
労災が使えるハズなのだが
そんなテキトーな雇用契約なので
労災を使うと微々たる給料しか出ないらしく
仕方なく働き続けたら
小指が曲がってくっついてしまっていたらしいよ。
痛い思いをした上にイライラしているので
妻と喧嘩になり、それはもう、大騒ぎさ
きっとギブスをしながら働いているのだろう。
可哀想に。
でも、自分で招いたことだからね
職場と雇用契約は本当に気を付けた方が宜しくてよ。
↑
ここまで、午前中の大騒ぎを聞いた時に書いて
下書き保存しておいたのだけど
午後にスイカ男（夫）が大型スーパーにスイカを買いに行くと
なんと！M君が向こうから歩いてくるではないか
なんか、M君って、いつも私達が行く場所にいるよね。
ある日なんて、イタリアの100均、
99セントショップにふらりと入ったらM君いるし
もう一つの大型スーパーでも
メッチャよく会うし。
で、M君、職場を変えてから
本当に疲れきっていて
だんだん顔が黒くなっているんだけど.....
大丈夫かしら？
そして話を聞いてみると
やっぱり、妻との大喧嘩のあと
お風呂場の洗面台ひっくり返して壊したんだって
下の排水管も壊したんだって
ちなみにうちの夫もその昔（当時は結婚7年目ね）
夫婦喧嘩の後に買ったばかりのテレビ破壊したことあったよね
喧嘩した時に私がリモコンを隠して
気分転換に夜のウォーキングに出て、帰ってきたら
テレビがひしゃげていてね
（↑詳細は忘れたけれど、テレビが原因で喧嘩になった結末
）
男ってアホだよねー
私、テレビ見ないから関係ないもんねー
あの頃はよく大喧嘩していたけれど
ここ最近、夫と喧嘩なんて全然しなくなったよね。
結局、私達、義姉さえいなければ
何にも問題ない関係なんだよね。
だけどね、義姉のような「ラスボス」が常に君臨していたり
夫婦で大喧嘩の経験がなければ
今の平穏な生活に感謝できなくて
退屈すぎて離婚
とか成りうる話だから
私は、今まで起こった全てのことに感謝しているわ
