問題なのは、救急病院から帰る時① | イタリアでモロッコごはん

イタリアでモロッコごはん

イタリア在住 リツコがモロッコ人と結婚を決めた途端、介護同居生活が始まり今に至るドタバタと、美味しいモロッコ&地中海料理について語ります♪

救急車で運ばれるのは
大変なことだけど

それよりも大変なのは
帰り道以降のことだ。


私は救急車をタクシー代わりに使うほど
救急車慣れしているけれど(義姉の件でね)

救急車は迎えには、すぐに来てくれる。
問題は帰り道よ。






 

 

病人が乗るのは当たり前だけど

慣れない付き添い人は

そのまま救急車に乗り込んでしまう。

 

 

ちょっと待って!

 

 

あなた、帰り道、どうするの?

病院から自分1人でどうやって帰るのか?

考えてから乗りこもうね。

 

 

私も大慌ての素人の時には

一緒に乗り込んでしまって

 

夜中の3時に大変な思いで

タクシーを呼び出して帰ったことがある。

(郊外だとなかなかつかまらないのよ笑い泣き

 

 

それからは、病人は救急車、

自分はそのあとから

車で追いかけるようにした。

 

 

もちろん、病人の容態が命に関わる時

病院にそのまま居残るような場合は

自分の帰り道など考えずに一緒に乗り込もう。

 

むしろ、上の空のまま自分で運転して帰る方が危険だ。

 

 

ただ、病人の容態が

命の危険に晒されていない場合

 

もしくはうちの義姉のように

何度危篤に陥っても

不屈の精神で生き延びる人間の場合

 

自分で運転してついて行って、車で帰ってこようウインク

 

 

 

いつだかうちの父親が救急車で運ばれた時

夜中のサイレンで気づいた近所の方が

うちの母親の帰りを心配して

車でついていってくれた

 

というお話を聞いたことがある。

 

それですよ、それ!

 

ナイスフォロー乙女のトキメキ気づき

 

 

これだけは、渦中の人は

気が付かないし

 

病院から「付き添いの方はお帰りください」と

簡単に言われても

都心に住んでいる場合は別として

 

辺鄙な場所にある病院に運ばれた場合は

すぐにタクシーが来ないかもしれないからね。

 

 

ドラマや映画で見る救急のシーンと

現実の世界は、ちょっとしたズレがあるのでね。

 

帰りの事も考えなければいけないのが現実よ。

 

最近イタリアはタクシーのアプリが

非常に良く機能しているので

 

もう夜中の3時に病院前で

途方に暮れることはないと思うけれど

 

 

いくらアプリがスマホに入っていても

フィレンツェ外の隣町の辺鄙な場所にある病院で

医療通訳の仕事を終えた私は

 

夜8時に途方にくれたことがあったよ。

いくらアプリでタクシー呼んでも

その場所はアプリ範疇外らしく笑い泣き笑い泣き笑い泣き30分呼んでも

来ないから諦めたよね。

 

 

あの時はまだバスが走っていたから

バスに乗ってなんとかフィレンツェ内に入って

ヘトヘトになりながらタクシーに乗り換えて帰ったけどね。

 

明日は、付き添い人ではなくて

患者編を書きますね♪

 

つづく