嘘つきは、嘘をつき続ける。 | イタリアでモロッコごはん

イタリアでモロッコごはん

イタリア在住 リツコがモロッコ人と結婚を決めた途端、介護同居生活が始まり今に至るドタバタと、美味しいモロッコ&地中海料理について語ります♪

私は嘘をつく癖が無いので

日常生活で嘘は必要ないが

どうやら嘘でがんじ絡めに固まっている人もいるらしい。

 

 

夫の職場には若くて美しいモロッコ人の同僚がいる。

性格もとても良くて、年上の私の夫のことを

「叔父さん」と慕って何でも相談してくる。

 

 

誰に話すのも嫌なプライベートの問題も

辛くなると夜電話してきてアドバイスを聞いてくる。

 

 

私が職場に挨拶に行くと

いつも本当に気持ち良い笑顔で迎えてくれる

私も大好きなKちゃんだ。

 

 

夫がいつも彼女にしているアドバイスが

 

「フィレンツェにいるモロッコ人の女性とは付き合うな、ろくな事がないから!」

 

 

(心から満たされているモロッコ人は、

 モロッコで幸せに生活しているという意味でウインク

 Kちゃんも結婚で呼び寄せられただけで 

 野心があってフィレンツェに自ら来たワケではない。)

 

 

 

彼女もそれはよく知っているので

子供のアラビア語学校のママで

どうしても付き合わなければならない人以外は

関係を持たないようにしていた。

 

 

 

 

 

フィレンツェのカラスはグレーと黒の2色。

 

 

 

しかしそのうちの1人のママ友が

ある日お茶する時にもう1人の彼女のママ友Sさんを連れてきた。

 

 

こんにちは♪と挨拶し

Kちゃんが、どこで働いているか、など話していると

Sさんは、その職場を聞くと反応した。

 

 

「そこにモロッコ人が働いているでしょ?」

 

ええ、いるわよ、A氏、私の叔父さんよ!

とKちゃんは答えた。

 

 

Sさんは、目を丸くして言い返した。

 

「それは私の叔父さんよ!」ポーンポーンポーン

 

 

Sさんとは、昨日ブログで話した姪っ子だったのだ。

噂の叔父さん(私の夫)と生まれた時から一緒のアパルトマンに住んでいたのに

狂った義姉の嘘を簡単に信じてしまう「妹のような」アホな姪っ子だ。

 

 

Kちゃんは夫から、この姪っ子と義姉で

大騒動を起こしたことを全て夫から聞いていたので

ママ友Sさん=夫の姪っ子とすぐ解ったのだけれど

頭が良いKちゃんは知らないフリをして話を進めた。

 

 

 

 

いいえ、「私の」叔父さんよ!

とっても優しいくて、頼りになる上司よ。

 

モロッコ人は信頼している男性を

〇〇叔父さん!という愛称で呼ぶのだ。

 

 

それを聞いて姪っ子は

いつもの嘘付きモードがオンになり

目をギラギラさせて「私達夫婦の悪口」を言いたくて、いきり立っていた。

まるで叔父さんを信頼してやまないKちゃんの鼻を

へし折ってやろうか!という感じで…。

 

 

姪っ子が凄い勢いでKちゃんに向かって

悪口を言い出そうとすると、Kちゃんはそれを遮って

 

 

「あのおじさんは職場のムードメーカーで

 みんなを笑わせてくれるけれど

 家では実のお姉さんが病気で大変なことになって

 

 しかも足を切断したことで性格がさらに歪んで

 それはそれは大変だったみたいだけれど

 日本人の奥さんと2人でお世話しているのよ。

 

 私は全てその土壇場劇を聞いてきたから

 彼ら夫婦がどれだけ大変だったかを知っているわ。

 本当に心から尊敬している叔父さんなのよ。」

 

 

 

なんと!姪っ子がKちゃんに

マシンガンのように放とうとしていた嘘バージョンではない

真実バージョンをKちゃんが全て話してしまったびっくり

 

 

Kちゃんは、心の中で

してやったり、と目の前の姪っ子の反応を楽しんだ。

 

 

 

姪っ子は口をポカンと開けて聞いていたが

やがて口をつぐんで「嘘バージョン」を吐き出せずに

虚しく飲み込むしかなかった。

 

 

そしてKちゃんと姪っ子の

共通のママ友には

いつも「自分の叔父さん」の悪口バージョンを

言いたい放題話していたのに

 

Kちゃんから「真実バージョン」を聞いてしまった

その共通のママ友は、怪訝そうな顔をして姪っ子を見ていた。

 

 

姪っ子はその後、お茶の間中、静かにしていたらしい。

 

 

 

 

そしてKちゃんは電話番号など渡していないのに

姪っ子は共通のママ友から電話番号を聞き出して

その夜Kちゃんに電話してきたらしい。

 

 

 

「私達が知り合ったことは、叔父さんにはナイショにしておいてお願い

と言ってきたらしいニヤニヤ真顔指差し

 

 

何かやましいことが無ければ

別にこの狭いフィレンツェで知り合ったって

極自然なことだろうに。

 

 

何故そんなに隠さなければいけないのだ??

 

 

夫に姪っ子と知り合ったとKちゃんが伝えれば

夫の口から自分が冒した醜態をすべて聞かされると思ったのだろう…

って、Kちゃんは既に全て知っているけどねてへぺろ

 

 

 

そしてもう1人の共通のママ友からも電話があり

 

「あのSさんは、私に言っていることと

 あなたが話していた叔父さんの事が、全く噛み合わないんだけど。

 どうも信用できないから、あの人には気をつけた方がいいわよ。」

 

と言われたらしい爆笑

 

 

 

フィレンツェは狭い。

 

 

フィレンツェどころではない。

世界は狭すぎる。

 

 

 

一度夫の職場でヘマをした人間は

フィレンツェの同業の門を叩いても門前払いをくらう。

何故なら、経営者同士で探りを入れ合うので

要注意人物は常に蚊帳の外に放り出されるから。

 

 

私のブログの読者様なら

もうこの世はワンネスで繋がってしまっていて

心の中で思っていることは

全て世界とツーカーなのが解ってくださっているだろう。

 

 

我が家に立ち入り禁止になった姪っ子と

あれから一度も会っていなくても

 

私達の周りの天使(Kちゃん)によって

姪っ子が何をしているかが聞こえてくるし

頭の良いKちゃんが姪っ子を黙らせて

叔父さんの前では関係を無かったことに爆  笑グラサンとまで言わしめたこと。

 

 

 

もう、私は話を聞いていて

笑いが止まらなかった爆  笑爆  笑爆  笑爆  笑爆  笑

 

 

Kちゃんはアラビア語学校で一緒だから

その後も何度か「待ち時間」に姪っ子とお茶したらしい。

 

 

その後も嘘を言い続けているのが夫に聞こえてくる。

 

自分の弟は本当は2人いるのに1人だと言っていたり。

(折が合わない弟は話の中で抹殺か?銃真顔

 

私のお母さんが義姉のお世話を夏の間中したのよ!と言ったり。

(屋上に追いやって3ヶ月、外から誰も入れない独房状態だったけれどね。可愛くない義姉に、お食事だけでも出してくれてありがとうニコニコ

 

 

 

嘘をつく人間は

きっと彼らの理想の「幻想」を

悪気もなく話しているのかもしれない。

 

 

だけど嘘は嘘を呼ぶ。

 

 

そして最終的に真実は暴かれる。

 

 

嘘つきは慢性的な病気だ。

残念ながら、一生嘘をつき続けるしかないドクロ

 

 

 嘘とは無縁の世界で

1日生き延びるたびに信用を増していくような

そんな人生にしていきたいねおねがい