ハマムが恋しい。 | イタリアでモロッコごはん

イタリアでモロッコごはん

イタリア在住 リツコがモロッコ人と結婚を決めた途端、介護同居生活が始まり今に至るドタバタと、美味しいモロッコ&地中海料理について語ります♪

私は2年間モロッコに行っていない。


ってことは、次にモロッコのハンマム(ハマム)

に足を運ぶ時には

垢すりのマダムに


垢太郎と認定され、呆れられること

間違いなしってことだ。



1年ぶりに行ったって

こりゃ〜ね〜だろ真顔

って感じで


こんもり垢すり手袋に付いた垢を見せつけられる。



そして私もそれを見て、

こんなに垢だらけだった自分に呆れる。








ハンマムに浴槽はない。


だから日本人には物足りないかもしれない。



でも、サウナ好きな人なら

ヒャッホ〜ラブと、大喜びすることうけあい。



大抵のハンマムは

3つのサウナ部屋に仕切られていて

奥の部屋に行くほど温度が高くなる。



私が行く新しくできたハンマムは

仕切りはなく、トルコ風呂と呼ばれる

大理石のベッドに寝転んで

アカスリをしてもらうシステムだ。



温度は程よい暑さが保たれていて仕切りはなく

奥に設置されている

ガラス張りのメッチャ暑いサウナ部屋には

日本のサウナのように木の椅子が段になって張り巡らされている。



私は暑さに耐えられないので

その部屋に5分も居られない。



垢すりマダムが垢すりしやすいように

サボンビルディという練り石鹸を全身に塗って

暑いサウナに少し入って汗をかき

肌の表皮を柔らかくしておかなければならない。



そこのハンマムはサボンビルディは備え付け

洗い場は個人で使えるドレッサーのように水が溜められて

椅子も備え付けであるので

持ち込まなくても良いけれど


庶民的なハンマムは、ただのガランとした

何もない巨大サウナなので

サボンビルディは入口で売っていたり

外の売店で買って持ちこんだりする。

バケツや椅子も持ち込む人が多く、なければ受付けで借りる。


椅子代わりに

地べたに座るのは汚いのでミニバスマットを持ち込む人もいる。


観光客の人が、いきなり庶民派ハンマムで

デビューするのは、かなりハードルが高いので

ある程度のレベルの

綺麗めハンマムに行かれる事をオススメする。





モロッコの水は、イタリアの水ほど

髪の毛を洗ってもバキバキにならない。


日本とイタリアの中間くらいの質感かな?


イタリアでは毎日髪の毛を洗ってはいけない

と言われるほど

顔も水で洗わない人もいるほど

イタリアの硬水は酷い。



書き忘れたけれど

必ずパンツは履いたまま入室してね。

日本の浴場のようにヌードで行ったら怒られちゃうからウインク



私はハンマムが大好きだ。

何より、無心になれる場所。


垢すりしてスッキリして

ボーッとリラックスルームで

無になる時間が好きおねがい



あ〜、エッサウィラで

イワシの炭火焼き食べて

全身臭くなった所でハンマムに転がり込みたい!


何も考えずに

自分だけのために時間を使い

海を見ながら、ゆっくり読書してウトウトしたい目がハート



コレだけ、どこでもドアで

5日間だけのヴァカンスできたらサイコーおねがい


じゃないと、飛行機乗ったり

お土産買ったり、挨拶したり、招かれたり

モロッコの生活は3ヶ月あっても足りないくらい

人付き合いが濃厚で大変だから!


誰にも会わない、お忍び旅行がしたいよぉ〜

神様、この願い、なるべく早く、よろすくお願い