覚悟を決めな! | イタリアでモロッコごはん

イタリアでモロッコごはん

イタリア在住 リツコがモロッコ人と結婚を決めた途端、介護同居生活が始まり今に至るドタバタと、美味しいモロッコ&地中海料理について語ります♪

義姉はモロッコで酷い扱いを受けて帰ってきて

 

モロッコでは私の価値を受け入れたような

発言をしていたにも関わらず

 

また私に怒鳴ってきたというお話を昨日書いた。

 

 

でも怒鳴ったその翌日

やはり1人で朝食に行くにも

ベッドの上で起き上がる事すら難儀で

やっとのことで身体の下に牽引機の布を敷いて

機械に設置して引き上げた。


(初めてこちらのブログにお越しの方へ。

 うちの義姉は、左脚を切断し

 右脚も筋力はほぼ無く、なんとか支えになる程度です。)

 

 

そして朝食が終わると

暫くテレビを見るというので放置し

私は部屋で仕事をしていた。






 

 

学校の職員のストがあって

急遽学校が休みになって

外でお友達と遊んでいた息子が帰ってきて

 

「マンマ、ノンナ(義姉)が床に落ちてるよ。」

 

え??

 

見にいくと、ベッドと車椅子の間に落ちたようで

床に座っていた。

 

 

「なんで私をすぐに呼ばないの?」

 

隣の部屋にいるのにチーン

 

「お前に迷惑を掛けたくなかったんだ。」

 

 

↑この義姉、私に世話になんかなるもんか!

と17年間、歯を食いしばって私に反抗的な態度を取ってきた。

 

だから私が傍にいても

私を飛ばしてニヒヒ私の向こうにいる息子に水を汲むよう頼んだり

毎日、毎日、私をヒクッびっくりとさせるようなことを繰り返してきた。

 

どうもそれをやって楽しんでいるかのようだった。

 

本当に性格が悪いと思う。

 

 

 

私はそれにいちいちムカついていては

自分が癌になって死んでしまうので

絶対に義姉に殺されるものか!と

ヒクッとするのではなく、

 

「素直になれない可哀想なババァめ真顔」と、せせら笑っていた。

 

 

さて、とうとう義姉のこの悪態に決着をつける日がやってきたなちゅー

 

 

義姉は私に助けを乞うより

床に何時間も座って

誰かが気がついてくれるのを待っている方が良いくらい

鼻持ちならない捻くれた性格なのだ。

 

 

その大間違いなプライドをへし折ってやる日がやってきたのだニヒヒ

 

 

「貴様、ベッドから自分で起き上がれない、

 床からは絶対に機械なしでは誰も持ち上げられない。

 こんな状況で私無しで生きて行けるのか?

 それとも私に助けを乞わない代わりに大枚叩いて施設に入るのか?

 でも、貴様の年金では無理だな。せいぜいモロッコで隠居だな。」

 

義姉は黙っている。

 

「じゃぁ、今日覚悟を決めな。

 私に世話になる覚悟を貴様の頭で決めな。

 いつまでも床に座っていないで、落ちたらすぐに私を呼ぶって決めな!

 

 別に私は貴様を助けるのが嫌なんて一言も言ったことはない。

 貴様が私に頭下げて助けを乞うのが嫌なだけだ。

 

 ずっとそこに座っていてどうしたいの?

 ベッドに座りたかったんでしょ?

 じゃぁ、ベッドまで引き上げてくれ、って私に頼むんでしょ?

 私に頼む覚悟を決められないなら、今、また私は出て行ってもいいんだよ。」

 

 

義姉は、覚悟せざるを得ない状況で

 

「ベッドに引き上げてくれ。」

 

と頼んできた。

 

 

もうさ、こんな単純な一言が言えずに

床に無様に落ちて座り続けて

グルグルと何を考えているんだろう?

 

ずっと葛藤しているのかな?

リツコに助けてもらいたい、もらいたくない、って?

 

アホだよね〜。

その腐った頭をかち割って

大量に溜まった膿を掻き出して

 

あの可愛くて素直でみんなに愛された

義母の思考方法の一雫でも飲ませて効くなら

それを実践させてやりたいよね。

 

 

夫はそんな義姉を「可哀想だ」と言う。

 

こんなに「助ける価値なんて、ひとかけらもない酷い性格」でも(←夫談)

自分の近くに残った「母親は違うけれど、たった1人の姉」なんだ、と言う。