瀧祭神を参拝した後は参道を進みます。


瀧祭神の話はこちら↓


写真には撮っていないのですが、

山道の木々は竹が巻いてあります。



これは、以前、参拝の記念にと

木の皮を持って帰る方がいたそうです。

それで木が傷んでしまったことがあったのです。



神宮に限らず、

どこの神社でも同じことですが、

神社の木はすべて御神木です。

御神木を傷つけるのはやめてくださいね。

参拝の記念とか、お守りにしたいとか…

様々な理由はあるかと思いますが、

すべて“欲”であり、穢れを持ち込む行為です。






参道を進むと御正宮の下まで来ます。

写真を撮れるのはここまで。

ここから先は禁止です。



一般的には写真にも写っている場所、

《外玉垣南御門》の御幌(みとばり)と呼ばれる

白い布の前で参拝します。



神楽殿の授与所で初穂料を納めることで

御垣内参拝もできます。

但し、スーツなどのフォーマルな格好であり、

色も落ち着いた色。

礼服に準じた服装であり当然喪服はNGです。

男性の方はネクタイと背広を着用しないと

御垣内参拝はできません。



内宮は砂利道を歩くので、

一般参拝であればスニーカーを勧めますが、

御垣内参拝を行うのであれば、

スニーカーはNG。

女性はパンプスとなりますが、

高いヒールやピンヒールはやめてくださいね。



御垣内参拝(特別参拝)は、

ライトが普段お話ししている服装とは

基準が異なりますのでお気をつけください。



御垣内参拝は、

一般参拝場所の左側に南宿衛屋があるのですが、

そこに詰めている神職の案内により参拝します。

玉垣内に入る前に、

祓詞と祓え串で祓ってもらってから入ります。



御垣内参拝は何度かさせていただいていますが、

御幌の前で参拝することは違った感覚になります。

ぴしっと自然と背筋が伸びるような…

身が引き締まる想いで良い緊張感が漂います。



一般の方は、御垣内参拝といえど、

外玉垣の内側、内玉垣南御門前までが入れる場所となります。

とはいえ、初穂料の金額により参拝できる場所は違いはあるようです。



神宮は、

外から、板垣・外玉垣・内玉垣・瑞垣と四重の垣根(わかりやすくいうと塀)で守られています。



内玉垣の内側、瑞垣南御門前まで入り参拝できるのは、

皇太子と皇太子妃のみ。

皇太子夫婦に伴われた未成年の子は一緒に入れますが、

一緒でなければ内玉垣南御門前まで。

そして、瑞垣内に入れるのは天皇と皇后のみとなります。

天皇といえど、御正殿に入ることはできず、

玉砂利の上に立ち参拝します。



御正殿を間近で見られることはないですが、

お白石持ち神事に参加できれば、

遷宮前ではありますが、

御正殿を間近で見ることができます。



また、遷宮が終わり、

神宮での役目を終えた御正殿であれば、

他の神社の本殿として、

生まれ変わったお姿を拝見することもあるでしょう。