日々の疲れが溜まっているようです。
ちょっとのお昼寝のつもりが、
目が覚めたら夕暮れ。
部屋が暗かったです。
いったい何時間寝たのか。
先週は少し体調を崩していたので、
そのせいもあるかもしれません。
毎日暑いので、
自分で思っているより
体は疲労を溜め込んでいます。
皆様もいつもより多めに休息をとり、
この夏を乗り切ってください。
では、先日の続きです。
①を読んでいない方は
先にそちらをお読みください。
一族の長の娘として生まれたハスミ。
霊力が高く、村の祭祀を行っていました。
村には祭祀を行う場所があり、
その場所は斎主以外
立ち入ることができない場所でした。
岩がゴツゴツしていて、
草木の生えない場所。
祭祀を行う際には
少し離れた潔斎所に
数日前から籠ります。
大きな木はなく、
春には綺麗な花々が咲く場所にあり、
小屋のようになっていて、
そこで雨風を防げるようになっていました。
祭祀では神に感謝し、祈りを捧げる。
誰に見せるわけでもない。
神の捧げる舞を風の音を聞き、
神と対話し、歌い舞う。
一族の中では、
誰よりも神に近い存在でした。
村では斎主が行う神への祈りとは別に、
龍に生贄を捧げる儀式も行われていました。
生贄になるのは女性。
子供の頃から
生贄として捧げられるために育てられます。
生贄の儀式はハスミは携わることはありません。
むしろ、神の声を聞くハスミは
儀式を反対していました。
その当時、生贄として育てられていたのは、
ハスミの友人。
友人を助けたいがために
言っていると思われていたのでしょう。
ハスミの想いが聞き届けられることはありませんでした。
(続きます)