ぽんちゃんと初めて会った日の夜、

私は家族で京都のホテルに泊まっていたのですが、

家族4人が二部屋に別れて泊まっていました。



娘は早々に眠ってしまったので、

起きているのは私1人。

ぽんちゃんと電話で話していました。

昼間の手の震えはなんだったんだろう?と。



(この話は続きとなります↓)




その時です。

自分の内側から声が聞こえてきました。

それと同時に目の前に広がる映像。

実際に見えているのは、ホテルの部屋。

隣りに眠る娘。



映像として視えるのは川面。

私自身の視点は、着物を着た女の人。

自分が川の中、奥深くへと沈んでいく感覚。

息は苦しくありません。普通にできます。

あくまでも映像として視えるのみ。



川の奥底へと沈みながら、

視えるのは、泡とどんどん遠ざかる水面。



あーこれ前世の私だ。

川で溺れて死んだんだ。



それまで前世とか縁のなかった私なのに、

直感でそう感じたのでした。



電話の向こうでは、

ぽんちゃんにも異変が起こっていました。

同じように内側から声が聞こえ、

映像が視えていたようです。



ぽんちゃんの内側の人と

私の内側の人の声をそれぞれ伝えあいました。

わかったのは、

前世の私♀と前世のぽんちゃん♂は

村の決めた婚約者同士だったこと。

そして、2人とも別の人が好きだったということでした。

自分の感情ではないのに、

涙が止まらなくなりました。



翌日、次女が熱を出したので、

急遽私と次女だけ先に帰ることにしました。

帰りの新幹線の中、娘はやっぱり爆睡。

私はまたしても涙が止まらず、

自分の感情が制御できなくなっていました。



帰ってから、娘は父に預け、

私は知り合いの霊能者(先輩神職)のところへ。

その人は私の顔を見た途端、

「なんだお前!前世が出過ぎてるじゃないか!

そのままだと死ぬぞ!!」

そう言われました。



すぐに対処してもらえたので

現世の自分に戻りましたが、

かなりヤバかったようです。



自分が自分じゃない感覚。

私もぽんちゃんも、

その時に前世の人の感情に触れ、

自分の中に変化がありました。



生きる気力を無くし、

いつ死んでもいいと思っていた気持ち。

それなら、死んだと思って新しい自分になってみよう。

2人とも離婚を決意し、

前を向けるようになった瞬間でした。



私達にとって、前世の記憶は、

前を向くためのきっかけ。

出逢っていなかったら、

今頃は2人ともこの世にはいなかったかもしれません。



『縁とは異なもの味なもの』



偶然なようでいて出逢いは必然。

どこかで繋がっています。

私とぽんちゃん、そしてライトのように…。



↓その頃のライト(カズくん)