やっと、花が咲いた。大輪のカサブランカが咲いた。
美しい花が、私たちの心に咲いた。
昨日は、そんな思いを抱いた日だった。
6月30日は町田市議会最終日、本会議。ここで、私たちは「ゆくのき学園を廃校にしないでください」の請願が審議された。
私たちは、コロナの中で傍聴にも行けないので、各自の家でスマホを握りしめ、本会議の様子を見つめていた。委員長が、18日に行われた文教社会常任委員会の報告をされた。
「(前略)5月に策定した『町田市新たな学校づくり推進計画』では、統廃合想定年度が先送りになりました。しかし、私達は、子ども達の居場所であるとともに、大戸地区の宝であり地域住民のよりどころである本校を、ずっと残していただきたいと考えております。
市内唯一の小中一貫校・小中特認校、ゆくのき学園が廃校にならないように、ご配慮いただきますようお願い申し上げます。」
この請願陳述の内容が報告されたときには、その通り、その通りとうなづきながら聴いていた。
そして、質問・意見と続き、その後採決に入った。各市議さんの名前が書かれた電光掲示板に、次々と灯りがついていく。そして、賛成32、反対1で採択と決まった。
「バンザーイ!!」私は一人で叫んでしまった。後から後から涙が出てきた。3月に、保護者が署名運動に取り組んだこと、コンビニ・ドラッグストア・回覧板・掲示板などで知らせられたこと・相原駅で保護者や卒業生や在校生が「ゆくのき学園をなくさないでください!」と訴えたこと、子連れのお母さんが涙ながらに訴えたこと、3469筆の署名が集まり教育委員会に請願をしたことなどが走馬灯のように浮かんできた。
こんな私たちの願いを各会派の市議の方々・都議の方々・国会議員の方々がよく聞いてくれた。紹介議員にも全会派の市議の方々が署名してくださった。
歴史をひも解けば、大戸の先人たちは、江戸時代から子ども達の教育のために自分達で大戸学校を作り、相原小学校と統合しても、すぐに大戸分教場を作り、新しい大戸小学校ができると、跡地に相原幼稚園を作り、大戸小学校と武蔵岡中学校が廃校の危機に立たされると、小中一貫ゆくのき学園を作って地域住民と子ども達のために学校を守ってきた。
今回のゆくのき学園廃校案は、何度目かの危機だが、大戸に学校は必要という声が市議会で認められた。宝の学校を廃校にしてはならない!という地域住民・保護者の切実な願いが届いた。
