2024/9/23
「美味しいお肉があるんで、持っていきますね。バーベキューでもしましょう!」友人がそう言って、持ってきてくれたお肉は、それはそれは立派な牛肉と鶏肉で、普段はあまり食べない牛肉ではあるけれど、見るからに美味しそうなお肉だったから、さすがに食べたくなった。「ここのお肉屋さん、最高なんですよ…」というだけのことはある。フィレンツェにもいろんなお店があるけれど、良いお店を見つけるのは、至難の業。店員によっては、全くわかってないなぁ…という輩も居るし、向こうの都合で売りたいものを主張する者もいる。田舎町には、お肉屋さんはなく、鶏肉に限っていえば、スーパーの既にパッキングされたもののみで、焼けば半減する謎のお肉しか手に入らない。隣町に唯一あるお肉屋さんに行ったならば、鶏のひき肉が出来るかと聞くと、速攻断られる…という辛酸をなめているから、田舎町に住むときのための、もっぱらの課題は、良いお肉屋さんと良い魚屋さんを見つけることでもある。さてさて、田舎でお肉を焼くならば、やはり炭火で焼きたい…と、慣れない火おこしをしてみる。なんでも、やってみないことには、覚えていかない。火がうまく着いてお肉が焼けるまでに、なんと2時間近くかかってしまったのだけれど、これも経験。こうして、楽しく美味しいひとときも、あっという間に過ぎていった1日だった。