2024/7/30
あいかわらず、暑い
オリーブ畑のある田舎町のバール。一杯のカッフェをのみながら、その日たまたま、ファッション事情の記事を目にしたからか、どうも、皆が来ている洋服に目が行っている。イタリア人のオシャレって、その色遣いが絶妙だと、いつも思う。ピンクのパンツにピンクの草履。黄色いバッグに黄色のスポーツシューズ。ピシッとした姿勢のシニョーラは、鶯色のパンツに同系色のストライプのTシャツがとても似合っていて格好良い。購入する時にワンセットで選んでいるのでは…と思うくらいに、色使いがとても上手なんだ。極め付けは、そのあと入ってきた Carabinieri(警察官)たちの制服。初めて見た黒に近い濃紺のポロシャツに目が行った。制服、新しくなったのかな…、私がそう思うのと同時に、バールの人たちと制服の話をし始めた。思わず、聞き入ってしまう。朱の入った Carabiniere の赤が、濃紺の色によく合っている。これを見たら、格好いいと思ってしまう人たちが多くいるのも頷ける。「制服、新しくなったんだよ。」3人のうちの一人が、バールの人に説明していた。イタリアマークのワッペンを見せながら。本当に上手だなぁと、しばし、見惚れた。イタリア人の持つ、絶対的センス。絶妙なバランスを思うたび、いつも羨ましく思うのである。
最後までお付き合い、どうもありがとうございます。