境界線のはなし | 私のイタリア時間

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イタリアに住みはじめて、20年もの月日が経ちました。
イタリアでの何気ない日々。流れる時間の中で起こる、ふとした出来事や思い。
このブログでは、そんな日常を1枚の写真と共に書き綴っています。



2024/7/15


一見、穏やかそうに見える。





オリーブ畑の向こう側のお隣さんと、柵を建ててくれた動物愛好家の兄ちゃんとちょっとした言い争いになってから、早、2ヶ月。「境界線」はどうなっているのかと、測量士に再度、測量してもらい、出てきた結果は、向こうのお隣さんの方が、こちら側に侵食している…ということだった。一番、長いところで2メートルもこちら側に柵を建てたのだということが分かった。役所申請時の境界線の図は、1932年。随分、昔の話である。それを、向こう側のお隣さんに伝えると、「ウチの申請図には、境界線は堀の向こう側までになっている…」と言う。10年前、20年前の話でなく、ほぼほぼ100年近い前のことだから、今生きている人間で、それを正しく語れる者など、誰もいないと思われる。人間の決め事は、時にややこしい。でも、登記されている内容で、税金諸々、動くものもあるのだから、そこはきっちりと、話をつけておく必要がある。非常に面倒な話だし、今更感、半端なく、ちなみに、今回測定してもらっただけで、400ユーロもかかっているのだから、4年目の今年に、こんな話になるのが、理不尽でたまらない。「イタリアだから…」と言ってしまえば、そこまでなのだけど。こんなんで動いていくイタリアがまた、凄い…と、諦め気味に思うわけである。







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理不尽だと思ったこと

 

 

 

 

 

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