フィレンツェのタクシー | 私のイタリア時間

私のイタリア時間

イタリアに住みはじめて、20年もの月日が経ちました。
イタリアでの何気ない日々。流れる時間の中で起こる、ふとした出来事や思い。
このブログでは、そんな日常を1枚の写真と共に書き綴っています。




信号のない横断歩道、

フィレンツェにも、

そんな場所は、たくさんある。


私が免許を取ったのは、

もう、かれこれ、

20年前の事になるが、

そんな横断歩道では、

「歩行者優先」

と、習ったような気がする。


イタリアで、

そんな場合、

まず、

車は停まらない。

スピードも落とさず、

ガーッと通り過ぎていく。


「止まってくれないなぁ...」

そう思いながら、

何台か通り過ぎるのを

待つのが普通で、

少しの間に、

止まってくれるだろ...

と渡ろうとして、

何度か注意された記憶がある。


「轢かれるよ!」


みんな口を揃えて言う。


だから、

とまってくれる車は、

超 親切なイタリア人だ。


イタリアで、

タクシーというと、

昔の日本のタクシーと同じで、

ぶつかっちゃいけない

そんな印象が強かった。


歩行者優先道路でも、

フィレンツェの街中で、

唯一、

堂々と

その道を走れるのは、

タクシーくらいなもんである。


だから、細い道で

車一台通るのも

ギリギリくらいなところでも、

タクシーだけは、

堂々と通れるわけである。


ボヤボヤ歩いていて、

クラクションを鳴らされて、

振り向くと、

「あ、タクシー...」

となる訳である。


イタリアのタクシーというと、

もう、

かなり、

イメージが悪い。


何せ、ぼったくる。


初めて、

ローマで、

タクシーに乗った時は、

やっぱり、

ぼったくられた。

当時、

お金の単位がリラで

やたら、0が多かったから、

後になって、

やられた〜

というパターンである。


ところが、

最近のフィレンツェのタクシーは、

なんだか、

やたら、真面目である。


以前、

タクシーに忘れ物をした知人は、

なんと、翌日に宿泊先のホテルまで、

届けてもらえた実績がある。


最近だが、

自転車で、

信号のない横断歩道を渡ろうとして、

タクシーが見えたから、

渡るのを待っていたら、

親切にも、とまってくれた。


「なんて、優しい...」


その時だけかと思いきや、

ここのところ、

何度も遭遇するたびに、

タクシーだけが、

確実に

とまってくれるのである。


何かが変わっている、

フィレンツェのタクシー事情である。



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Risotto al Limone 

リゾット アル リモーネ
レモン風味のリゾット。本当にシンプルなのに、ほのかなレモンの香りがして、夏に食べたい一品です。



⬇︎  なんだか、ほっこり...





最後までお付き合い、どうもありがとうございます。