2026/3/25
いつも通らない道を行く。友達と会ったり用事がない限り、あまり立ち寄らなくなったフィレンツェ中心街、チェントロを歩くと、昔あったお店がなくなっていて、代わりにあちらこちらに飲食店が立ち並んでいた。観光客にとっては、ショッピングよりも、トスカーナらしいものを味わうほうが需要がある…ということなのだろう。で、あら、こんなところにスターバックス、あれ、ここにもケンタッキーができたの⁇などと、随分とアメリカナイズされてきているのである。外国人にとっては、よく知らないお店に入るより、こういう外来のお店の方が、もしかしたら入りやすいのかもしれないけれど、イタリアの美味しいを知ってしまうと、ちょっと残念な気もしてしまう。レプブリカ広場に立ち並ぶ、昔ながらの高級バールでさえ、キラキラしすぎて、立ち寄る気にもなれないのは、私が古い気質であるからだろうか。諸行は無常であるからして、フィレンツェもまた同じ。まあだからきっと、変わらぬ歴史ある建物の美しさが心に響くのかもしれない…と、思う事にしよう。

