一世一代の大ピンチ!どうなるっ?
真っ暗な部屋の中。
私が寝ていたベンチの横に急に腰かけてきたトルコ人男子。
全身に緊張が走り、眠気はふっとび、頭はフル回転していた。
沈黙はいけない、そうだ、話そう!話しまくろう!!
・・と英語が全く通じない彼に私は必死で話しかけた。
どこに住んでるの?
何歳?
名前は?
しかし、所詮言語が全く通じない私達には限界があった。
どうしよう、何か、何か話さないと!
変な気を起こされる前に、何か・・!
すると、彼は急に立ち上がり「おやすみ」と出て行った。
な、何だったんだ?
私と話したかっただけ・・・?
狐につままれたような感覚に陥り、彼が急に部屋に来た理由は謎に包まれたまま、私はうとうとと眠りに落ちていった。
朝が来て、警察官が乗った車がガソリンスタンドに給油にきた。
チャンス!と思った私は「目的地まで乗せていってほしい」と交渉した。
ガソリンスタンドで働いていた彼らも事情を説明してくれて、私は無事パトカーに乗り込むことに成功。
「本当にありがとう」とガソリンスタンドの若者たちに言うと、とびっきりの笑顔で握手をしてくれて、パトカーが見えなくなるまで手を振ってくれた。
そんな彼らの姿を見た瞬間、私の胸はチクンと痛んだ。疑ってごめんね。
本当に私を助けてくれただけだったんだね。
女性一人旅では、どうしても疑ってかからないといけない瞬間がある。
それを見誤ると事件に巻き込まれる可能性があるから。
でも、時々そんな自分が嫌になることもある。
私はパトカーの中でそんな狭間を揺れ動いていた。
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私が寝ていたベンチの横に急に腰かけてきたトルコ人男子。
全身に緊張が走り、眠気はふっとび、頭はフル回転していた。
沈黙はいけない、そうだ、話そう!話しまくろう!!
・・と英語が全く通じない彼に私は必死で話しかけた。
どこに住んでるの?
何歳?
名前は?
しかし、所詮言語が全く通じない私達には限界があった。
どうしよう、何か、何か話さないと!
変な気を起こされる前に、何か・・!
すると、彼は急に立ち上がり「おやすみ」と出て行った。
な、何だったんだ?
私と話したかっただけ・・・?
狐につままれたような感覚に陥り、彼が急に部屋に来た理由は謎に包まれたまま、私はうとうとと眠りに落ちていった。
朝が来て、警察官が乗った車がガソリンスタンドに給油にきた。
チャンス!と思った私は「目的地まで乗せていってほしい」と交渉した。
ガソリンスタンドで働いていた彼らも事情を説明してくれて、私は無事パトカーに乗り込むことに成功。
「本当にありがとう」とガソリンスタンドの若者たちに言うと、とびっきりの笑顔で握手をしてくれて、パトカーが見えなくなるまで手を振ってくれた。
そんな彼らの姿を見た瞬間、私の胸はチクンと痛んだ。疑ってごめんね。
本当に私を助けてくれただけだったんだね。
女性一人旅では、どうしても疑ってかからないといけない瞬間がある。
それを見誤ると事件に巻き込まれる可能性があるから。
でも、時々そんな自分が嫌になることもある。
私はパトカーの中でそんな狭間を揺れ動いていた。

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