ここまで来て引き返すってあり！？

そんなこんなで、超苦労してたどり着いたハットゥシャシュ遺跡まわり拠点となる町。

警察官の車に乗せてきてもらったものの、まだ朝7時前。

とりあえず朝ごはん食べて落ち着くか・・と、ありがたく早朝からやっていたお店へ。


ふぅ・・

と落ち着いてみたものの、さて、ここからどうしよう。

正直この遺跡、おそらく行く人がいなさすぎて「○○の歩き方」でもほとんど情報がなく、ネットで探しても「いったよ！」って体験談も全くなく・・

拠点の町についたもののどうしたらいいかわからない


とりあえず町について歩き回りながら聞けばなんとかなるっしょ！と思っていたが、うーむ・・・朝早いせいか人自体があまりいない。。。


困った、困ったぞ！



とりあえず、宿の人は何か知ってるだろう！と安宿っぽい宿のドアを叩いてみる。

うーん・・返事がない・・。


途方に暮れていると、



「どこに行きたいの？」と急に後ろから声をかけられた。

おぉ！救いの神！！！と思いながらハットゥシャシュに行きたい旨を伝えると


「なるほど・・ハットゥシャシュは普通の人はツアーで来るから公共のバスもほとんどないし、でも歩ける距離じゃないし・・ぶっちゃけタクシーしかないよ！」と。


ま・・まじで！？

タクシーってちなみに片道いくらくらい？


「僕タクシー運転手なんだけど、往復＋ハットゥシャシュ内の移動とガイド合わせて100ドルでどう？」


ひゃ・・100ドル！！？

いやいや、無理っしょ！無理むり！！！

っていうか別にハットゥシャシュ内の移動とガイドはいらないんだけど。


「ハットゥシャシュは遺跡の中もすっごく広いから歩きじゃ無理だよ。タクシーのほうがいいよ！」


うーん・・・とりあえず考えさせて。




と、その場を後にしたものの、ほかにツアー会社みたいな建物もないし、宿の人は出てこなし、私に残されている選択肢はもうなかった。



どうしよう・・

これが、その辺の遺跡なら、絶対に行かない値段。

だけど！！！！

私はここまで心身ともに苦労してやってきた！

ようやくたどり着いたハットゥシャシュ！

これでいかないで帰るってありうる？

いや・・ありえないよね。

ここまで来ていかないって、後悔するよね？


よし、値切ろう！！！


そう決意して再び彼の前へ。

なんとか頑張って、半額の50ドルまで落とした。

これまで物価の安い国を旅してきた私。

物価の安い国ですらさんざん節約し、貧乏生活を強いてきた私。

そんな私にとって一回の遺跡に50ドルは破格中の破格！

でも、決意した。

よし、行くぞ！！！！



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