インタビュー:役を演じても自分らしさを | I treasure you わたしのたからもの

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2015.7.23 ⓒ ISPLUS/中央日報日本語版

--「チャ~~」という流行語も出現しました。どう思いましたか。 
「監督が台本リーディングの時からそのコントの部分を面白くしてくれと言っていて大きなプレッシャーでした。一人で研究、また研究です。誰にも見せないで、現場で一度に披露しました。反応が良くて幸いです」 

--これまでのイメージを考えると、簡単なことではなかったはずですが。 
「俳優なのでイメージはいつも変化させていかなくては。大切なのは、視聴者に見て面白いと思ってもらうことです。そのためには自分というものから離れなければいけません。それが大変だというのは、私は違うと思います。自分から離れて演じてこそみんなが幸せでしょう。すぐに終わりますし。中間中間にアドリブもいれながら」 

--監督の立場では、アドリブをすべて受け入れるのも簡単なことではないと思います。
「アドリブは監督の希望でした。なのでプレッシャーなく演技ができました。できることは全部やってみろと言われていたのでその状況に合うことならば何でもやってみました。実際にドラマにそのまま反映されたシーンも多いです」 

--監督も満足していたでしょう。 
「面白いのは、実は私は台本リーディングが本当に苦手だということです。今回も初めてのリーディングを終えて監督に『ユチョンにはがっかりした。この程度だとは思わなかった』と言われてしまいました。ドギマギしてうまくできなかったばかりか、固まってしまいました。練習してリーディングに臨みましたからね。私はリーディングと撮影に入る前その時に練習します。撮影に入ったら監督から『飲み込みが早い』と言われました。ハハハ」 

--キャラクター変身に対する心配も大きいと思われますが。 
「イメージを変えたいと思っているのではありません。簡単にすることでもないですし。 
  周りから見られているイメージから離れてまでそこに合わせて活動するものではないと思います。バランスを取るのは簡単ですが、そのようにしようと努力しています」 

--映画『海にかかる霧』のキャラクターは意外でした。 
「何か特別な感じを出そうと念頭に置いて演じていたのではありません。自然の流れに任せました。それまで財閥や皇太子など平凡ではない役を演じていたのでこの作品で表現できる細かいイメージともうちょっと平凡で現実的なもの対する渇望が大きかったんです。そしてその渇望をこの作品で癒やしました」 

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  役を演じていても自分らしさを出す。

  確かにベテラン俳優の方は登場人物として物語に溶け込んでいても、やっぱりその人らしさを好んで何度も見てしまいます。俳優の個性と役柄は相乗効果を発揮するなあと。
  渥美清さんも、高倉健さんもね←えらく古い

  たぶん、あまりに個性がなくなってしまうとどれだけ物語に溶け込んでいても通行人Aになってしまうということを、ユチョンは体験から学んでいるんですかね…

  ユチョンの感情表現は、都度現場を吸収して変わっているせいか、似た設定でも飽きを感じたことはまだないのです。泣く演技や笑う演技や怒る演技なんてワンパターンになりそうなものなのに、テギョンとハンジョンウとムガクではやっぱり違う。

登場人物も愛せる。
でもユチョンらしいな、と思う。

俳優ユチョンはシーンごとに見せる姿は違うけど、観客の感性への訴えかけ方には共通点があるのかも知れません。