夏の軽井沢 八日目(8/16/25) 晴れ。

 

到着した翌朝に吠えまくっていた近隣の犬、あれ以来ずっと静かだったが、最後の朝にまた吠えまくる。朝6時半、ちょっと煩いんですけど・・・

 

軽く掃除をし、あちこちのコンセントを抜いて、雨戸を締め、戸締まり!

真っ暗になった別荘に別れを告げる。

 

午前9時半頃に出発。途中、横川サービスエリアの屋外テーブルで軽い朝食を摂る。

 

車中、今回の滞在でのことを振り返る。

 

友の40年来の旧友が、旧軽井沢に別荘を持っているという。なんと土地の広さは2千坪以上もあるとのこと。どんな別荘かちょっと想像し難い。滅多にないことだから一緒に見に行こうという。私はその広さと別荘の持ち主の肩書を聞いて怖気づき「私はいいわ。ひとりで行ってきて」と辞退させてもらった。

 

後で考えれば、なんと情けないこと。自分に自信があれば、気後れすることはない。若い頃にはなかった体裁というものが身についてしまったようである。雨でぬかるんだ道を歩き、泥だらけのスニーカーは(もちろん、泥は取り払っていたけれども!)そのような邸宅を訪問するのにふさわしくないと気後れしたのである。

 

そんなことを思った、今回の軽井沢滞在での出来事。

 

いつでも、誰とでも、気後れせずに向き合える人間でありたい。

 

渋滞もなく順調に進み、東京の友の自宅には予想よりもずっと早く到着した。

 

いい旅だった。

 

この友が私に与えてくれる“経験”に何か特別な意味があるように感じ始めた。それを少し考えたい。日々起こる”経験”を含めて。

 

友に感謝。