ドラマ「御神先生」の第一話に出てきた言葉。
バタフライ効果:「蝶がブラジルで羽ばたくと、アメリカのテキサスで竜巻が起こるかもしれない」というように、とても小さな出来事が、最終的に予想もしていなかったような大きな出来事につながる可能性があるかも知れないということ。
昔、友人とそれに似た話をしたことがある。彼女は「自分は絶対に人を傷つけたり、迷惑をかけるようなことをしていない」と言う。彼女の普段の生活をよく知っている私には驚く言葉だったけれども、あまりにもきっぱりと言われると、それは彼女らしくて逆に好感がもてるから不思議である。
私も胸を張ってそのように日々を過ごしたいと思っているが、知らずに人に迷惑をかけていることはあると思っている。
「例えばあなたが、車が走ってきているのに信号無視をしたとするじゃない。あなたは無事に通りを渡ってアパートへ帰る。その車を気にもしない。でも、その車のドライバーはあなたが信号無視をして突然車の前に現れたことで、心臓が飛び出るくらい驚いたかも知れない。その後に発作を起こしたかも知れない。そのことを、あなたは知らない。怖くない?」
ふたりで色々なことを話し合った日である。
ある人が正義感を発揮して行ったことが、誰かを追い込んでしまう。そんなことは、この世の中にたくさん起きている。
このドラマの内容は重い。これからどんどん複雑になっていきそうな予感がするけれども、どう展開して行くのかとても興味深く、楽しみである。