ここ最近、キャベツの値段が高騰している。
数日前にスーパーで見た時は1玉700円だった。私は買わなかったが、レジで並んだ時に前の人が5玉買っていた。たぶん、お仕事で使う必要があるのだと想像する。レジにいた店員さんがその値段を見て驚いた、「700円!」。そのお客様は常連さんらしくふたりで声をあげて笑っている。
テレビでもキャベツの値段が話題になっている。1玉1000円で売られていると報道されていたが、私が住む近辺ではそこまでにはなっていない。
キャベツを丸ごと買っていたのは、ロールキャベツを作っていた頃だけである。ここ数年は作っていない。最近はいつも半分にカットされているものを買っている。少し割高だけれども無駄にしたくないので半分が丁度良い、重いし。今は半分が300~400円で売られている。
今までキャベツのことを気にしたことはないのに、これだけ値段が上がってくるとどこへ行っても無意識に値札を見てしまう。
今日、八百屋さんの前を通ったら濃い緑色の外葉がついた立派なキャベツが1玉450円で売られていた。ここは新鮮な野菜を売ることで評判のお店である。「これはお得じゃないの?」どうしても食べたいわけではないのに買ってしまった。
自宅へ戻り、さっそく半分に切ってみると、断面が薄黄色というか淡い緑というか、目に優しく鮮やかである。キャベツってこんなに美しかっただろうかと少しのあいだ見とれた。
この時点で気分はもうお得感満載である。
半分をラップで包み、野菜用の袋に入れて密封する。残りの半分を更に半分にして片方は今夜用にもう半分はラップして野菜用袋にいれて明日使う。
さて、どうやって1玉を食べきろうかとネットで調べる。「焼きキャベツのオリーブオイルかけ」が目に留まった。とてもシンプルで美味しそうなメニューがたくさんあり、あっという間に食べてしまいそうである。
これを機にキャベツを使った料理が増えそうだが、1日も早く以前のお手頃な値段に戻ってほしいと願っている。