YouTube: Ryoko Paris Guideより

 

飛行機&ホテルセットの格安旅行を見つけてヴェニスへ旅行する女性ふたり。

 

フランス在住の日本人、おふたり共フランス人の夫、10代の子どもがいる。友人とのふたり旅は今回が初めてとのこと。

 

機内での会話。

 

「10年前だったら、子どもが『ママ、行かないで〜』と泣いただろうに、今では『いってらっしゃい!』だよ」

 

「実際、行かなかったし、行けなかったし」

 

「年をとることで楽しみは待っているよね」

 

「そんな大したことじゃないんだよ。結婚して子どもを生んでも、いつか終わる。10年とちょっと、しばらく子育てしたところでさ」

 

目的地へ向けての飛行機の中から旅は始まり、その後どんどんテンションは上がり続ける。

 

観光客で賑わうサンマルコ広場での会話。

 

「カプチーノ、高いんだろうなあ」

 

「とは言えよ、最初から覚悟していくわけなんだから」

 

世界最古のカフェで12ユーロ(約2千円)のカプチーノを注文する。

 

「堂々と美味しいよ!」と写真撮影。

 

異国で子供を産み育てることは簡単なことではなかったと思う。それを淡々と「大したことじゃないんだよ」と、あっさり言ってしまうあたり、強いなあ、素敵だなあ、と思う。

 

いまや、アメリカ旅行、ヨーロッパ旅行での物価の高さは凄いらしい。テレビや実際の話で多くの旅行者の「海外は物価が高い!」と驚く声を頻繁に耳にする。

 

「高いとはいえ、最初から覚悟していくわけだから」と楽しんでいるおふたり。潔い!と見ているこちらがすっきりする。

 

日々、いろいろなことが起こる日常の生活。潔く楽しむことも、時には必要かと思う。

 

一人旅も良いけれど、誰かと一緒の方が食事は楽しめると思うのだが、一緒に旅をする人、これがなかなか難しい。

 

「この友がいたから、フランスで子供を産み育てることができた」と深い信頼関係を築いてこられたおふたり。

 

友とは有り難い存在である。