雑誌VIVI YouTubeインタビュー(10/25/2023)

 

読者質問:デヴィ夫人は人生で後悔していることはありますか?

 

「後悔することは悪いことでもなんでもありません。人間ミステイクだらけです。そこから学ぶんです。そこから身についていくんです。ミスを怖れていたら何もできません。後悔なんてたくさんしていますよ。あの時こう声をかければよかった、こうすればよかったと思うことはたくさんあります。後悔するということは自分が傷つくことです。そこから学ぶんです。人間一生涯勉強です。ただ、何かひとつ後悔することがあったからといって、それに押しつぶされてはいけない。皆、傷があります。あなたひとりだけではありません」

 

このデヴィ夫人の言葉は私にはとても意外だった。すべてに自信があるように見える夫人の答えは「私には後悔などありません」だと想像していた。

 

夫人の誠実に答える姿に、なんだか、とても優しい人のように思えた。

 

若い頃「後悔なんかひとつもない!」と怒ったように言った友人がいた。彼女の数々の選択をまわりの人間は疑問視していた。他人のいう事を聞く必要はないと思う、誰も責任を取れないのだから。でも、彼女の「後悔していない!」という言葉は強がっているようにしか聞こえず、少し悲しかった。

 

私自信も後悔はとてもネガティブなことだと思っていたし、後悔を打ち消そうと必死になった時期がある。後悔の原因になったことを無理やり肯定しようとするのはとても苦しい。

 

まずは後悔を認める、これが私には難しかったのであるが、デヴィ夫人のインタビューを聞いて、少し気が楽になった。