初めてのヨガは2017年、アメリカ人のコリーナ先生。

ポーズ、解剖学、哲学の基礎を学んだ。

 

曲げる足や手の角度を厳しく指導、ハードなポーズにも挑戦。ポーズが難しくなればなるほど呼吸を忘れる。「呼吸してる? はいっ!  吸って〜、吐いて〜」これを何度繰り返したことか。

 

哲学のクラスでは個人の体験をシェアーする機会が多く、人前で自分自身のことを話すのが苦手だった私は初めは躊躇したが、このクラスのお陰で自分の体験や意見を人とシェアーすることに怖れがなくなり、抵抗も少なくなった。これはその時に一緒に学んだクラスメイトたちに恵まれたことも大きく影響していると思う。

 

ゆかり先生は、手足、身体全体を可能な限り伸ばすことを重要視する。ひとつのポーズを取る為の準備を慎重に、個人の特質によって細かく指導。以前は苦手だったいくつかのポーズが難なく出来るようになった。クラス終了後、伸ばした体のあちこちにしっかりと身体的効果が感じられる。

 

ゆき先生には、ポーズ、哲学、瞑想を現在も引き続き教えて頂いている。シンプルなポーズを丁寧に正しく。呼吸、グラウンディングの重要性を学んだ。初めは意識して覚えた呼吸も自然に出来るようになった。呼吸を丁寧に行えば心身のバランスが整い、心と身体の統合を目指す。

 

自分の身体と心に向き合い状態を知ることは、私にとってはとても大切な時間。

 

瞑想を学び実践しているが、私の場合は実感するまでずいぶんと時間がかかった。瞑想に対して過度な期待があったことが原因のひとつかも知れない。これが瞑想かと自分で納得したのはここ数年のこと。諦めず、忍耐強く続けて来られたのは先生のご指導のおかげ。

 

たまに初めてのヨガ・スタジオで1回だけのレッスンを受けることもある。初めてのクラスはとても新鮮である。皆が他人のことを気にせずに自分に集中している。見知らぬ一人ひとりがスタジオに集まって来て、インストラクターの声に従い、自分に集中する。終われば、各々スタジオから出て行く。それが心地よい。

 

NYで出会った3人の先生には、自分の学びたいことに応じてそれぞれ適切な時期に出会ったような気がする。教えることに熱心で誠実な先生方との出会いはとても幸運なことであり、感謝である。

 

そして、学びはまだまだ続く。