映画上映中のスマホ | Y's Diary

先日、映画館で映画を観ている最中、右隣の女性のスマホの着信音が鳴った。

 

「あっ、やってしまったね。オフにするのを忘れたんだ」と気の毒に思った。

もし私だったら冷や汗ものである。

 

その女性はすぐにスマホを取り出し、なんと、メッセージを読み始めた。そして、返信を打ち始めた。その間、3分弱あったと思う。もの凄く長く感じた。彼女がスマホをバッグにしまった気配を感じて、ほっとした。

 

と思ったら、すぐにまた着信音が鳴り、彼女はまたそのメッセージを読み返信を打ち始めた。

 

腹立たしくなり、私は右側にいる女性の方にしっかり顔を向けた。彼女は、さっと、スマホを隠した、いや、しまった。それ以降、彼女がスマホを取り出すことはなかった。

 

私は長い間映画館で映画を観てきたが、このようなことは初めてだったのでとても驚いた。

 

世間ではどうなんだろうとネットで調べてみたら、上映中のスマホ使用は意外に多いらしい。

驚いたのは「何が悪いんですか?」という意見。

 

上映中にスマホを使用する人はわりと後ろの席に座ることが多いらしい。その日はたまたま後方の席だった。これは私のミスで、スクリーンの位置を勘違いして席を取ってしまったのである。

 

次回からは絶対に前方に座ろう。真っ暗な劇場の中でスマホの画面は明るすぎる。その上、隣でせっせとメッセージを打たれたら一瞬で現実に戻された気になる。

 

映画館へ行くのは、明かりを遮断した室内の大きなスクリーンで余計な雑音を気にせずに映画に集中したいから。

 

上映中、暗くて隣の女性の顔は見えなかったが、映画が終わり劇場の照明がついた時にちらっとさり気なくみたら60才代中〜後半くらいかと思われる。

 

モラルや考え方に年齢は関係ない。

世の中、いろいろな考え方、様々な人がいるのだと改めて感じた日である。