神戸からやってきた友人が山のようにお土産を持ってきてくれた。
神戸のチョコレートと焼き菓子、京都の和菓子、お漬物、お茶、胡麻豆腐、旅行先の仙台からは
笹かまぼこ、たん炭火焼、どら焼き、まだまだある。
あらかじめ東京へ来る前の電話で「いっぱいお土産持って行くからね。あれもこれも食べさせたいの」と言っていたが、予想を超えるものであった。
よくもこれほど重いものを・・・と驚く。
賞味期限の短いものから頂く。まずは日本茶を入れて和菓子から。
もちろん、ひとつひとつのお品が美味しい。
「これを食べさせたい」と思ってお店に並べられている商品を手に取る姿が浮かぶ。
何よりも贈る相手の為に選び、包装紙ひとつずつに相手の名前を記し、メッセージカードまでつけて
下さったその気持ちが嬉しい。
これほどの気持ちを頂いたことに感謝をするばかりである。
これから昔の友達に会いに行くのだと、その人たちの為のお土産が入った大きな荷物を肩にかけて
地下鉄に乗る後ろ姿を見送った。