昨年のちょうど今頃、友人が送ってきたラインのメッセージ。

 

「桜の花を見て“綺麗”と思う小さな幸福を感じられなくなってしまった」

 

彼はその数年前に心を痛める出来事があった。

怒りのぶつけどころがなく、後悔が頭の中でぐるぐる堂々巡りをしている状態が続いていた。

 

自分ではどうしようもないことがある。

それでも、こうすれば良かったのではないかと考え続けることもある。

 

この週末、その彼から1枚の写真が送られてきた。

 

満開の桜並木。

 

過ぎゆく時間が少しずつ後悔や心残りを取り去ってくれるのかも知れない。

 

ちょっと嬉しくなった日曜日の朝である。