*    島田順子さん デザイナー 82歳 
 

「もう一つの私のときめき」(ku:nel|クウネル 2022年11月17日のインタビュー)

 

私はお酒が飲めない、弱いんです。

でも、飲むと陽気になるし皆が集えるじゃないですか。

大昔はジンを少しだけ入れたジントニックが好きだったの。

少し大人になっていろいろな事を知りだしたら白ワインはよく冷やしたら美味しいと知り、

シャンパンは泡がぶくぶくしてお祝い事っていう感じで嬉しくなるでしょう。

週末の夕方とか、空気が抜けた瞬間に一杯飲むのはいいと思う。

その為に働いているようなところがあるのよ。

 

「生きていくうえで楽しそうなことはする」とのお言葉。

 

島田陽子さんのゆったりとした優雅な話し方、振る舞いが人生を楽しんでおられることを感じさせてくれる。

 

*    矢沢永吉さん 74歳 

 

ホテルのバーでひとりお酒を飲むのが好きとのこと。特に夕方。

 

1990年代後半、約35億円の借金を背負った時には「もうおしまいだ」と酒浸りになったが、

「あなたなら返せる」とのまわりの人たちの言葉で奮起、ライブ活動に励んだ。

 

「5年で借金を返済し終えた時に飲んだお酒が最高だった」と語っている。

 

*    まだ30代だった頃の十八代目・中村 勘三郎さん(2012年逝去)

 

新幹線が発着する都心の駅付近の路地裏にある小さなカウンター・バーにひとりでやってきて、1杯だけぐいっと飲みほしすぐに帰ることが何度かあったという。そこにいた常連客のひとりが「その姿がすっと綺麗でカッコいいんだよなあ」と呟いた。男性が憧れる飲み方らしい。

 

*    “BARレモン・ハート” TVドラマ。(2015年)

 

中村 梅雀さんがバーテンダーを演じている。そのバーにやってくる人たちの人間模様と様々なお酒を

紹介する。こんな素敵なバーがあったらいいのに。

 

私はお酒が飲めない。グラス1杯のワインで顔が真っ赤になる。

こういう人は飲まない方が良いらしい。

 

でも、島田順子さんのお話を聞いていたら、何かを心から祝う時にはシャンパンの泡を味わいたいと

思うようになった。そんな時が訪れるのが楽しみである。