“街角ピアノ”で演奏する女性、コロナ前はNYで演奏していたという。
その映像を見てすぐに思い出したのが、NYで活動されているジャズ・シンガーの天野昇子さんと
深尾多恵子さんである。
天野昇子（あまの・しょうこ）さん。
現在もNY在住、年に何度か日本でライブ活動を行っているとのこと。約３０年前、初めて憧れのNYを訪れた時のこと。現地在住の友人が天野さんのファンで、彼と一緒にジャズ・クラブ、ブルーノートでのライブを聴きに行ったことがある。NYの有名な場所で歌う天野さんはキラキラ輝いて見えた。
深尾多恵子（ふかお・たえこ）さん。
２０２１年にアメリカ人の旦那さん、娘さんと３人で帰国し、現在は京都に居を構えて活動を行っているとのこと。いつも意欲的に活動されていた。実際にお会いすると実にさっぱりした女性で、その人間性に惹かれる。
異国でシンガーとして活動するのは本当に難しいことだと思う。
アメリカ人のジャズ・シンガーが日本の雑誌のインタビューで語った。
「英語圏でない国の人がアメリカでシンガーとして活躍するのはかなり難しい。
問題は言語である。それが大きな壁になる」
その世界で活動を続けてきたおふたり。
いつかまた、天野昇子さんと深尾多恵子さんの歌をライブで聴きたい。
そこが日本であっても、私は彼女たちの歌から大好きなNYの街を肌で感じるのだと思う。