“良き人生のヒント・フィンランド 世界でいちばん幸せな冬へ”

 

マイナス36度の世界で幸せを運ぶ人がいる。

息も凍る森林の中、薪を運ぶ男性。そりを動かす犬たちも必死に見える。

音のない世界で犬の吐く息とソリの滑る音だけが響く。

見知らぬ誰かの幸せを願いながら、寡黙に薪を運ぶ。

寒い時にはマイナス40度にもなる公共の休憩所に男女のふたりが現れた。

真っ赤に燃える薪で湯を沸かす。

温かいお茶を飲み、少し休んでから二人の男女はまたどこかへ向かって歩き始めた。

 

「私が運ぶ薪で誰かが幸せになると思うと私も幸せ」と、

髪の毛も眉毛もヒゲも白く凍った男性が笑顔で語る。

 

 

“バルセロナ在住のしおりさん”

 

バルセロナでの生活、ファッション、街のレストランやいろいろなお店を動画で紹介。

以前、小さなレストランを紹介したところ、その後、そのお店に何人もの日本人の方々が訪れたとの

こと。ある日、突然、日本からのお客さまが増えて、オーナーさんは驚いたという。日本のお土産もってきてくれたり、スペイン語で書かれたメッセージカードをくれたりするのだという。日本のお客さまがレストランの料理を味わいながら楽しんでいる様子とオーナーさんの嬉しい様子が伺える。

その後も毎日10〜20人の日本人のお客さんが来店するとのこと。

 

しおりさん「お店側から招待を受けてそれを動画で紹介するやり方はしません。自分が本当に行きたい、行ってみて良かったと思うレストランを紹介しています」

 

「食事を通して心が温かい気持ちになるような、まだ見つかっていないようなお店をもっと発掘したい、それが出来たらうれしい」とのこと。

 

フィンランドの薪を運ぶ男性の言葉も、バルセロナのしおりさんの言葉も、その先に見知らぬ誰かの

笑顔が見えるようである。