出演: エマ・ストーン、マーク・ラファロ、ウィレム・デフォー
自ら命を絶ったベラ(エマ・ストーン)が、天才外科医ゴッドウィン・バクスター(ウィレム・デフォー)の手によって自分のお腹の中に宿った胎児の脳を移植され蘇生する。ゴッドウィンに大切に育てられてきたベラだが、外の世界を見たいという好奇心に導かれ弁護士のダンカン(マーク・ラファロ)と旅に出る。その旅で見たことや出会った人々からいろいろなことを学び成長していく。
想像以上にエキセントリックで驚くが、笑えるシーンも多々ある。
ベラとダンカンが奇妙な音楽に合わせて踊るシーンは、始めから終わりまで可笑しくて、楽しく、声をあげて笑った。(このダンスホールの映像はYouTubeで視聴可能)
思わず目をそむけたくなるようなグロテスクなシーンもある。
ヨルゴス・ランティモス監督の作品はどれもユニークで独特の魅力があると評判である。
ファンも多い。そのファンの方々の評価の中に「この映画は観客を選ぶ」とのコメントがいくつか
あった。もしそうなら、私は選ばれなかった方かも知れない。美術は素晴らしいし、聴き馴染みのない
音楽を含めとても印象にのこる映画であるが、私にとってはやや難解。
鑑賞後にR18指定だと知り、納得。
「時間がたつにつれどんどん良さがわかってくる」と評した人もいる。
私自身、そうなるのかも知れない。
受け取るメッセージや感想はそれぞれ違って当たり前。
それだから面白い。