7歳の男の子の言葉 | Y's Diary

“Don’t listen to him, listen to yourself!”

 

アメリカ、フィラデルフィア州に住む7歳の男の子・メイソンが同級生に言った言葉。

ある男の子から言われたことに心を痛め、遊びの輪に入れないでいる女の子・アミーラを一生懸命に

励ますメイソン。

 

「君のコトをなんだかんだ言うヤツの言葉なんか聞くな。無視しろ!自分の声を聞くんだよ!」

 

ふたりの生徒の近くにいた先生が、「あなたにとってアミーラはどういう子なの」と尋ねられた

メイソン。

 

「彼女は、え〜と、彼女はスマートで、それで、え〜と」と彼女の良いところを懸命に伝えようとしているメイソンに、アミーラは飛びつくようにハグをする。そして、メイソンとアミーラは手をつなぎ、プレイグランドの中に入って行く。

 

後のインタビューでアミーラは「イジメは傷つくけど、メイソンが私をハッピーにしてくれた。

私の心を温かくしてくれた。彼が助けてくれたの」

 

胸の中にあるうっすらとした霧が一瞬で消え去ったような気がした映像である。

 

懸命に励ます7歳の少年の言葉が傷ついた少女の心を癒やした。

相手を思う純粋な気持ちと言葉はちゃんと伝わるのだと、少年が教えてくれたように思う。

 

まわりの人の言葉や入ってくる大量の情報にばかり耳に傾けていると、自分の本当の気持ちを

忘れてしまいそうな時がある。

 

メイソン少年の言葉は私の心にも響いた。

 

(ABC World News Tonight with David Muir - Jan. 26, 2024)