歌手・沢田研二さんの特番TV。

途中から見たのだが、知っている曲、聞いたことのある曲が多い。

 

ザ・ベストテン出演時の映像がたくさん出たが、黒柳徹子さんの若さ、闊達さに驚く。

ジュリーとの掛け合いが漫才のように面白い。

 

歌はもちろんのこと、衣装や振り付けも視聴者を楽しませくれる姿にあらためて”スター“を感じた。

 

高校生の時、“ジュリー”と呼ばれていた生徒がいた。

彼女は沢田研二さんの大ファンであることから、“ジュリーと呼んで!”と自らつけたあだ名である。

 

すらりと背が高く、シャープな顔立ちで、その姿も活発な言動も存在感の強い目立つ生徒だった。

 

高校を卒業してから間もなく結婚をしたという噂を聞いた。

あれほどジュリーに熱狂していた彼女のお相手はどんな男性なのだろう、と思ったものだ。

 

東京の学校で初めてのクラスでの自己紹介。東京出身の男子同級生が自分はブラック・サバスのファンなので”サバス”と呼んで下さい、と言った。同じく、東京出身の女子同級生が、ブリジット・バルドーの大ファンなので”ベベ”って呼んで下さい(ブリジット・バルドーの愛称)と言った。

 

「さすが、東京の人は違う」と海外志向の強さに驚いた。

サバスはロック歌手のような髪型と服装だったし、ベベは化粧も洋服もブリジッド・バルドーを意識していたと思う。とても個性的で素敵だった。

 

沢田研二さんの“ジュリー”も、ジュリー・アンドリュースの名前からご自身がつけたものだと聞いた。

 

NYのオフィスで働き始めた頃、もう一人の日本人女性と名前が似ていたため、アメリカ人上司に

「わかりやすいようにオフィス内では名前を変えたらどうだろう」と言われた。顧客が混乱するのを

避けるためらしい。

 

それは面白い!と思い、自分が言いやすい名前を考えた。キャシー(キャサリンの愛称のひとつ)にしようと上司に報告したところ、その名前は上司のワイフと同じ名前だということで却下され、結局、

名前は変えないことにした。

 

年下の同僚が「その名前、ぴったり合っています!」と言った真意が今だにわからない。

でも、何故か「ありがとう!」と言った記憶だけがのこっている。