フランスの地方都市、ナントからYouTubeを発信しているのりさん。
フランス人のパートナーとおふたりの子ども、4歳の男の子と1歳の女の子の4人暮らし。
フランスでの子育て、文化の違い、街の様子などさまざまなトピックを取り上げてくれる。
のりさんのVoicyではフランスの事情を詳しく説明されておりとても勉強になる。
「フランス人と日本人 “優しさ” の違い」というトピックの中のひとつの例。
フランスは貧富の差が大きい。低所得者を支援する団体が多く、個人の寄付とボランティア活動も
積極的に行われている。
政府の支援が大きくそのおかげでどうにか暮らせるからか、その日暮らしの人も多い。
そのような人たちは貯金もなく、将来への計画性をもっていない人も少なくはない。
フランス人は「いま困っている人を助けよう」という精神が強く、手を差し伸べる人が多い。
「もっと計画的に貯金できたでしょう、計画性をもって暮らせたでしょう」など、
過去のことをあまり責めることはないという。
もちろん、フランス人が皆同じということではないと思うが、どうせ手を差し伸べるなら過去のことを責めるのではなく、これからのことを気持ちよく支援する方法もあるのかもなあ、と思った。
私だったら、もし派手な生活を続けてきた人がその後に困窮した時「あんな生活をしていたからこんなコトになるのよ。どうしてもっと考えなかったの」という説教じみた言葉が口から出るかも知れない。
自分はそうされたくないのに他の人にはしてしまうやっかいさ。
いろいろな国のさまざまな習慣や人間性を現地に住む方々から聞くことは、自分の知らない世界を少しだけ垣間見たような気持ちになる。
長年の自分の考え方の癖に気づくこともあり、世界には多様な人がいるなあと改めて思うのである。