この2週間で3回も夢の中に現れた友人。
NY在住の彼女とは私が帰国してから一度も連絡を取っていない。
“わが道”を突き進んで行く人であり、新たに人生のパートナーと家庭を築こうとしていた時だった
から、私のことは既に“過去の人”と遠い思い出になっているだろう。
でも、これだけ夢に出てくるということは、私が彼女のことを気にしているのだろうか。
確かに、一緒にいて愉しい人だったし、思い出はたくさんあるけれども、帰国してからは頻繁に連絡を取り合うような関係ではない。
2週間前に初めて私の夢に現れた彼女は泣きじゃくっていた。
赤い鳥居のある小さな神社で手を合わせ、体を震わせて泣いている。
それを見て私ももらい泣きをしている夢。
2回目の夢。
私は彼女とレストランへ行く約束をしている。時間に間に合わせるために速く歩いている。彼女が経営している店の前を通ると、自転車が壊れたといって困っている。ふたりで歩いてレストランへ向う。
3回目の夢。
私は彼女に親しい友人を紹介している。彼女のビジネスに協力してくれそうな人物である。
最初の夢をみた時は彼女が何か困った状況の中にいるのではないかと心配したが、「夢だから・・・」と、あまり気にしないようにした。
2回目の夢をみた時、あともう一度彼女が夢に現れたら連絡をしてみようと思った。
今朝、メールを入れた。3年ぶりである。
意外にもすぐに返信があり、私からの連絡を喜んでくれた。相変わらず、パワフルな様子が文面から
伝わってくる。何か悪いことが起きたのではないかと想像したが、それは杞憂であった。
そういえば、数ヶ月前、故郷の幼馴染から「あなたが夢の中に出てきたの」という連絡をもらった。
人は無意識の中で切れそうな糸を紡いでいるのだろうか、不思議である。