サンタフェの街の中心にあるプラザ。そこの公園の木々が紅葉し始めた。
Santa Fe Camでライブ動画を見ることが出来る。
あと2ヶ月もしないうちに、その木々にクリスマスのライティングがされる。
暑い夏季のサンタフェも良いが、私は今頃の秋が好きである。
14年前のちょうどこの時期、サンタフェを訪れた。
10月中旬は観光客が少なくなり、街が落ち着いたように感じる。
日中はそこそこに気温が上がるが、夜はダウンジャケットが必要。
不思議なもので、動画を見るだけで冷たい空気の感覚が皮膚に蘇り、匂いやそこでの経験の記憶が
思い出される。
サンタフェから車で約1時間のところにアビキューという小さな村がある。
画家ジョージア・オキーフが晩年住んだ場所。彼女の家はいまでもそのまま保存されている。
黄金色に変色した木の葉がサラサラ、ザワザワと音をたてる。
秋のこの村にはきゅっと肌がひきしまる感覚がある。これから徐々に始まる厳しい冬に備えての
心の準備。
ジョージア・オキーフが描くアビキューの山々の絵を見ると、なぜか私の心は柔らかくなる。
厳しい自然環境の中で描かれたはずなのに。
サンタフェから車で7時間~8時間かけてモニュメント・バレーを訪れた。
1年のうちのほとんどが晴れといわれるモニュメントバレー。
私が訪れた時は、ラッキーなのかアンラッキーなのか、珍しい小雨の日。
夕方には雨が上がり、太陽の光をオレンジ色に受けたビュート(侵食によって形成された孤立丘)に
感動しながらナバホピザを食べる。ここはナバホ族の居留地、アルコールはない。
景色がご馳走である。
西部劇で見た定番のモニュメントバレーのイメージよりもずっと感動する。
「これが地球なんだ、自分は地球にいる」と不思議な感覚である。
残念ながらモニュメントバレーのライブカメラはないのだが、素晴らしい動画がある。
バイリンガール英会話 Bilingirl Chikaさんのアメリカ横断の動画は、サンタフェのお祭りの様子、
モニュメントバレー内を現地の人に案内してもらっている映像がある。
チカさんの動画は「また、いつか行きたい」と“希望”を持たせてくれる。