宣教師として日本を訪れその後40年間暮らしたご夫妻。

 

ある日、預言者に「いつかドイツに戻って日本人のために働くことになる」と言われたが、自分たちの子供も日本に住んでいるし、ドイツへ帰るという考えはまったくなく、その選択はないなあと思って、

そのことは忘れていた。

 

その数年後、ドイツに住む日本人の宣教師から連絡があり、自分の後任としてドイツに戻ってきてくれないだろうか、とのオファーが来た。

 

以前と考えは変わらず、ドイツに戻る気はない。数週間後、正式にオファーを断ろうとメールを打ち

始めた時「いや、待て、最後に神に聞いてみよう」と考えた。聖書を開いて指をさしたところに何か

指示があるかも知れない。「もし行けというなら、ご指示を下さい。そこに北の方へ行けと書いてあれば行きます」(オファーされた場所は日本からみると北側に位置していた)

 

聖書を開いて指が示したところにはこう書かれてあった。

 

「あなたがたは長らくこの山のまわりをまわっていたが、北のほうに向かって行け」

 

「あなたの神、主は、この四十年の間あなたとともにおられ、あなたは、何一つ欠けたものは

 なかった。」

 

はっきりした導きを頂き、大きな決断をしたという。

 

このご夫妻のお話を聞いて「そんなことがあるの!?」と驚いた。

世の中には不思議なことがたくさんあるのだ。

 

以前勤めていた会社で、アメリカ人の霊能者を日本へ招いた時のこと。

 

霊能者が滞在するホテルに迎えに行った同僚は、車の中で彼に言われたという。

「あなた、部屋の中がたいへんなことになっているね」

同僚はその日、朝寝坊をしてベッドもそのまま、パジャマも脱ぎっぱなし、慌てふためいていろいろな物をとっちらかしてホテルへ向かったという。

 

食事の席でのこと。「何か身につけているものあるか?」と言われ、私は指輪をはずして霊能者に渡した。指輪を触りながら「いま、あなたのご両親はあまり仲が良くないね」と言ったのである。

まさにその通りで、そのことは誰にも話していないことだった。

 

同僚のことも私のことも小さなことだが、あたっている。

でも「そんなことを当てられても・・・」と思うふたりであった。