BAPPA SHOTA YouTube
ここ数年、お気に入りの動画である。30歳、男性。
つい最近はモンゴルの草原を小さな馬と旅している動画がアップされた。
この子馬が大人しくて可愛い。ラクダと車が怖いようで、そのふたつを避けて通るため遠回りになってしまう。
大草原にテントを張り、ラーメンを作って食べる。景色を眺めながら、
「この景色だもの、何を食べても美味しい!」と、ワインのボトルを片手にラッパ飲み。
「皆さんにとっての宝は何ですか」とShotaさん。「僕の宝はメモリーです。旅先で出会ったいろいろな人達との思い出。人生最後の時、旅の記憶を頭の中で振り返りたいです」
動画から生命力が伝わってくる。19歳の頃から世界を旅している様子を楽しむことができる。
20年ほど前、「カミーノ 魂の旅路」(著シャーリー ・マクレーン)を読んだ。
いつかカミーノ巡礼(スペイン)の旅に出てみたい。友人とふたりで、いつか行こう!と約束した。
ところがである。友人も私もあの頃から20歳年齢が増え、体力は落ちた。
私は有り難いことに大病も怪我もせずいたって元気である。しかし、やはり体力は落ちている。
それは歩いているだけでわかる。自分の前を歩く人を抜かすことはあっても抜かれることがなかった
私であるが、今はどんどん抜かれる。
「一緒に行こうね」と言った友は膝を悪くした。今となっては、遠出は無理である。
カミーノ巡礼の主要な巡礼路は全部で11ルートあるとのこと。
どのルートを選ぶかによって所要日数は大きく違う。
また、必ずしも各ルートの起点から終点までを一度に歩く必要はなく、自分の日程や体力に合わせて
分割して歩くことも可能。
但し、巡礼路を歩いた証明書を発行してもらうにはサンティアゴ・デ・コンポステーラまでの最後の100キロを歩かなくてはならない。
5〜6日の予定であれば、100キロを歩くには1日20キロ前後歩かなくてはならない。
約780キロを1ヶ月以上かけて歩く人たちもいる。1日、約25キロを歩く計算になる。
私はよく歩く方だが、最長記録は15キロ前後、時間にして3時間半くらいだろうか。
2年前のことである。
歩けないことはない、と思う。1日だけなら、歩くだけなら。
巡礼の旅の荷物は平均10キロ前後だという。頑張って2〜3キロの荷物を減らしても、それを背負って歩くのはかなり厳しいチャレンジである。
Bappa Shota の動画を見て思う。
「やりたい!」と思った時に実行するべきだった!
いま本当にやりたいこと、いま出来ることを実行してみよう。
そう思わせてくれる動画である。