2週間ほど前、NYに住む友人のパートナーが心臓の緊急手術を受けた。
幸い、手当が早かったことが功を奏して回復に向かっている。
昨日、その友人のもとへ、元夫から久々に連絡があったという。
元夫の現在のパートナーが近々心臓病で手術をする必要があり、そのことの相談だったらしい。
偶然である。
昨夜、四国に住む女友達と半年ぶりに電話で話した。
占い師に「あなたと深い関係にあった男性が亡くなった」と言われ、20年前に連絡が途絶えた昔の
恋人にメールを送ったとのこと。
そのメールアドレスは既に使われていないかもしれない、このメッセージが読まれることはないだろうと思ったが、とにかく「元気? 生きている?」という短い文書を送ったらしい。
実に彼女らしい文面である。
まさか返事があるとは思わなかったのだが、数日後、「唐突になんだ?」と返信がきたという。
元恋人は現在アメリカに住んでおり、数年ぶりに東京の家へ戻り、数年ぶりにそのメールアドレスを
開け、彼女からのメッセージに気づいたという。しかも、彼女のメールアドレスはずいぶん前に削除していたとのこと。
その後、彼らは何回かのメールのやりとりをしているうちに、彼女は健康に関する大切なアドバイスをもらい、それを実行した結果、最近不安であった健康上の問題が改善されてきたという。
そして、元彼はまたアメリカへ発って行った。
2年前にNY在住の友人が亡くなった。そのお知らせをメールで送ってくれたのは亡き友人のご主人さまである。当時、私は日本へ戻っていたのでお葬式に参列することが出来ず、お悔やみの言葉をメールで
送った。1年後の命日、私はまたメッセージを送った。その後、ご丁寧なお返事を頂いた。
そして2年後、今年の命日にも簡単なメッセージを送った。
数日後、ご主人さまからお返事を頂いた。
ご主人さまの亡き妻への深いお気持ちが書かれてあった。とても感動的なものであった。
しばらくの間、誰とも話をしたくないほどであった。
それは私の知らない亡き友人の姿が浮かびあがってくるような内容であった。
私が知っている彼女はほんの一部、ごくわずかな部分であることを思い知らされるように
彼女の深いところにある無限の優しさや強さをご主人さまが語っていた。
亡き友人はたまに私のことをご主人さまに話していたこともあるようだが、ご主人さまと私は数回の
面識はあるけれど、ほとんどおつきあいがない。それににも関わらず、ご自身の心からの思いを言葉にして送って下さったことに感動し、感謝している。とても有り難く思っている。