今日、派遣の仕事で代田橋まで行った。初めての場所である。朝は秋葉原で都営新宿線に乗り換え、

スムーズに現地までたどり着いた。秋葉原駅では一度外へ出て都営新宿線に乗り換えなくては

ならないが、お天気が良かったので苦にならなかった。

 

夕方の仕事帰りは雨が降っていた。疲れていたし、いったん外へ出て乗り換えをすることを避けたかった。代田橋から新宿駅まで行き、そこで丸の内線に乗ろうと考えて駅へ向かったところ、今日一緒に

働いた女性とお会した。彼女は新宿でJR線に乗り換える必要があるが、不安だという。私も不安だ。

新宿駅で迷子にならない自信はまったくない。そもそも新宿駅はどれくらいぶりだろう。

それなのに、なぜか大きな声で「私が改札口までご一緒します」と自信を持って言ってしまった。

彼女が私よりもだいぶ年上だと思ったからだろう(実際は不明だが)。安心させたかった。

大丈夫か、私・・・である。

 

夕方の新宿駅は土曜日でも大混雑。彼女は「朝来た時と景色が違う。こんなに人がいなかったから」と不安そうにつぶやく。

 

私達は一度間違ってどこかのデパートへ入ってしまったが、それからすぐにJR乗り場が見つかり、

彼女を改札口までお連れすることが出来た。

 

あまりの人の多さに不安になったせいか、改札口まで辿りついたことがよほどうれしかったようで

彼女は私の手をふんわり握ってお礼を言ってくれる。

 

人の手に触れることがこんなにも心を優しくしてくれるものだったろうか。

 

忘れていた。

 

無事に帰宅して休んでおられますように!