ロバニエミ郊外(シエネッタ)なので、ロバニエミ滞在先とは言えないかもしれませんが…
12月22日(火)
アークティック スノー ホテル
オーロラ鑑賞ツアー+スノーホテル滞在=275ユーロ(1人37'000円くらい)

人工雪と氷で作られたホテルで、12月20日(日)に完成したばかりのホテルでした。
ここはオーロラ鑑賞だけの方も中を見学することができます。
では、中へ行ってみましょう。

暗くて寒いです。
なんと、チャペルがあり、ここで結婚式をあげることもできます。

とても素敵な結婚式場ですが、指輪交換の時は寒くて手がふるえそうです。

アイスバーもあります。

実際、お酒を飲めるのは22時~23時の1時間だけだった気がします。
ブルーベリー🍸のお酒を注文。

なんと、グラスが氷でできていました。(アイスグラスってやつ?)持つとかなり手が冷たくなります。
こちらは食堂。ここで夕食を済ませた方もいるようです。(クジラ🐳の絵が可愛い!)

では、気になる客室を見てみましょう。
こちらはスイートルームです。


ライトアップがきれいで、雪の彫刻も素敵です。
ベッドが離れた(ツイン?)スイートルームもあります。

ファミリールームもあるそうです。
私たちが宿泊した部屋がこちら。

スイートではない、ふつーの2人部屋なので、部屋の装飾はなく、いたってシンプルでした。

どの部屋のベッドも氷でできています。その上にトナカイの毛皮が敷かれていて、さらにその上に寝袋(←貸し出し)を敷き、その中で寝ます。

ホテルに着いてすぐ、寝袋の確保をオススメします。私たちはちょっと取りに行くのが遅かったのですが、1つ以上寝袋を持って行ってる人がいるようで、私たちが行った時には寝袋がなかったのです😱💦
さすがに寝袋無しで寝るなんて無理なので、ホテルのスタッフを見つけ出し、何とか寝袋をゲットしました。
意外と寝袋の中で寝ることができましたが、寒すぎて眠れず、ロッカールーム兼非難先(←二段ベッドがあり、暖房がきいている)に逃げ込んで寝ている方も見られました。
まぁ、なんせ外は-25℃、中は0℃~-5℃だそうで、一泊するだけでもかなり体力が要ります。
そして、トイレもこのスノーホテル内にはなく、ホテルを出て少し歩いたとこにあるコテージ内のトイレを利用しなければならないので、トイレに行くことすら億劫になります。※女の子の日とかぶると大変だと思います。
シャワーも浴びられない覚悟で来た方が良いと思います。宿泊者数や部屋の数に対して、圧倒的にシャワーの数が足りません。女性用のシャワーが3つしかなかった上に、2つ壊れていたのです。しかも24時間好きな時に利用できるわけではなく、たしか時間指定があった気がします。さらに、シャワーカーテンもないので、シャワーを利用されていた方いわく、"totally naked"(裸が見えちゃう)だそうです。
私たちはシャワーを浴びても外が寒すぎて湯冷めするのが嫌だったので、シャワーは浴びないことにしました。
スノーホテルでの滞在、なかなかサバイバルです。すごく良い経験にはなったけど、寒いので1泊で十分だな、と思いました(^^;)(;^^)
そうそう、スノーホテルの横に、ガラスイグルーと呼ばれるタイプのホテルがありました。

こちらは天井が360度ガラス張りで、部屋からオーロラを眺めることができる、最近人気のホテルだそうです。
室内にトイレ、シャワー、ケトルがあり、もちろん暖房付き。リクライニングできるベッドだそうです。素晴らしい✨
スノーホテルで滞在するのはちょっと…と思われる方は、ガラスイグルーでの宿泊をオススメします。
ただし、ガラスイグルーは人気なのでなかなか部屋の予約がとれないとか。しかも宿泊料金は高め。私たちが行った時は、たくさんの中国人団体客がガラスイグルーに滞在しているようでした。中国の経済力を見せつけられた感じです。
オーロラ鑑賞ツアー+ガラスイグルー滞在=425ユーロ(1人57'000円くらい)※スノーホテルより2万円くらい高くなります。
もちろん、このオーロラ鑑賞スポットに泊まらず、ロバニエミ市内に戻って市内のホテルに宿泊される方もたくさんいます。ただ、真夜中にオーロラが出た時に、鑑賞スポットに滞在していれば、オーロラが出たことを知らせに来てもらって見ることができます。
ガラスイグルー宿泊者はどうか知りませんが、スノーホテルに宿泊した場合、チェック・アウト時にdiploma(証書)がもらえます。

氷と雪のホテルでよくぞ1泊耐えきりました、といったところでしょうか。
まぁ、人生に1回くらいはスノーホテルに泊まってみるのもいいかもしれませんが、それなりの覚悟(寒いので体力は必須)がいると思います。
次はボリビア(ウユニ塩湖)の塩のホテルに泊まってみたいです。
以上、スノーホテルでした!