子どものこと、読書記録、着物、茶道、お弁当、手作り品など趣味のことを書きます。下手なマンガを描くときもあります。
てんぐ(中1男子)・こけし(小5女子)・だんご(小3男子)のことを書きます
最近読んでいた本。
『インドラネット』。
主人公の八目晃(やつめ・あきら)は会社でも疎まれているダメダメ男。ある日、晃の高校時代の友人、空知(そらち)の父親が亡くなった。お通夜に行くと空知の姉の元夫を名乗る男性から、カンボジアにいるらしい空知を探しに行ってくれないかと頼まれ、ダメダメ男のアキラは何もわからないままソラチを探しに旅立つ。危険と隣り合わせのソラチ探しの旅は意外な方向へ進んでいく。
主人公がダメ過ぎてイライラする。ソラチを探す動機も正直よくわからない。憧れの友人ソラチとその美人姉妹に思い入れがあるのはわかるけど、数年会ってない友達を何もわからないままカンボジアまで探しに行く!?お金をだまし取られたり、詐欺に加担させられたり、リンチされたり、後には引けない大冒険に巻き込まれていくのハラハラする。
全然共感できないのに、先が知りたくてイッキ読みしてしまったわ![]()
アキラが逞しくなっていく様子が良かったし、ラストが意外すぎて怖かった。
この前の児童虐待の話が印象的だったので、
もう一冊桐野夏生さんを読んでみた。
怖いもの見たさで次々とページを捲ってしまう作家さんということがわかった。
オススメします。


